思い。
俺は鳩咲梨紅。はとざきりくって読む。 「ふぁ…。もう朝か…。眠…。」 「梨紅!早く朝ご飯食べちゃいなさい!」 はいはい。ほんっとうるっさいんだよなぁ…。 「行ってきます。」 「いってらっしゃーい!」 妹の藍が言う。いっつも明るくて勉強もできる。自慢の妹だ。それに対して僕は…。 運動以外何にもできない。友達からはイケメンって言われるけど顔は関係ねーじゃん? 「おはよ…」 「あ!梨紅~おっはよ~元気ない?」 図星だった。 「いやぁ…何にもないって…うん…。」 ごまかしたつもりだけど…。 「お前!絶対テストの点数悪かったんだろ!」 これも図星。 「…まぁ。」 「お前さぁ、横の水原に勉強教えてもらったらいーじゃん。」 水原カレン。最近転向してきた子で、イギリスと日本のハーフらしい。 とても美形で、僕も実は好きな子。 目はおっきくて、痩せてて、金髪の髪がロングで…。言い出したらきりがない。 ただ一つだけ運動ができないらしい。つまり俺と正反対。 「無理だって…。そもそも水原さん、いつも本読んでるし…。」 「そんなこと言わずに…」 背中を押された。よろめきながら俺は水原さんの前に行く。 「っとと…。あっ…あの…えっと…べ、勉強を教えてくれませんか…?」 「私…ですか?」 「…はい。」 やばい!変なやつだって思われた!? 「じゃぁ、私で良ければ…。」 「あ、ありがとうございます。」 「放課後、空いてるの?」 「あ、はい。」 「じゃぁ放課後ね。」 ふぅ…。緊張した…。こっちを上目遣いに見てきてほんっと、見惚れたよ。 「良かったな、梨紅!」 また背中を押される。 「いったぁ…。お前ほんとやめろよな…。」 ~放課後~ 「よろしくお願いします…。」 「えっと…。どこを教えたら…?」 「あ、えっと、ここの公式の意味がわからなくって………」 「終わった…。」 「良かったね、梨紅くん!」 ドキッとした。異性に名前で呼ばれるなんて…。 「またやろうね!」 「うん!」 ある日の放課後… 「ねぇねぇ、梨紅くんってさ、好きな子いるの?」 「え?あ、あぁ。いるよ?なんで?」 「その好きな子って誰?」 「…そっちはいるの?」 「うん。いるよ。」 !誰?川島?あいつは性格がいいからモテる。 「えっと…川島…?」 「ううん。違うよ。私の好きな子は、」 「好きな子は?」 胸がドキドキする。 「とっても身近にいて、」 身近…。 「とってもカッコ良くて、」 カッコいい…。 「優しい子、だよ…。」 何故か水原さんが顔を赤くしている。 「気づかない?じゃぁ言うね。」 「うん…。」 口を耳に近づける。 “梨紅くんだよ。” そう聞こえた。途端に顔が赤くなる。 「お願い、付き合って!私ね、小さな時に梨紅くんにあったんだよ。よく遊んでたよ、私のことレンって呼んでたでしょ。」 「そういえば…。レンってカレンのレンだったのか…。」 「うん。でね、ここの教室入って隣の席になって、気になってたんだ。で、どうする?もちろんフってもいいよ。その覚悟はできてる。」 断る理由なんてない。 「もちろん、いいよ。俺からも…。よろしくお願いします。」 二人で帰った時の空は、まるで俺らのように真っ赤だった。
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胸キュン
良かったよ! でも、フってもいい、っていうポジティブ思考でやったらなんかなぁ~って思っちゃったから、 ………好きだよ。 って感じにしたらもっと良くなると思う!この………が絶妙~~☆ そいじゃばいちゃ