偽カップル【短編小説】
私は廣川陽奈。中二。私は、戸口陽太と偽カップル。 理由は、陽太がモテすぎてもう嫌だってなって、それを追っ払うには付き合うしかない!となったんだけど、肝心の好きな人がいないので私と偽カップルになったってわけ。 何で私なんだろ。 「おはよう!陽奈!戸口君とはどう?」 「おはよう、桃香!どうって言われても…」 この子は私の大親友の花崎桃香。 「デートは?キスは?ハグは?手を繋いだりは?」 「そんなことしてないよー!」 だって偽カップルだもの、とは言えず。 「ええ!何で~!カップルなのに!!私なんて、もう全部やっちゃったよー!」 桃香は他校の彼氏がいるんだよねー。 「そりゃあ、そっちは小五から付き合ってラブラブなんだからやるでしょうよ。」 「そっちだって幼馴染みじゃぁん!手を繋いだりぐらいはしないとダメだよ!」 いやいや偽カップルだし…そんな変なことしないでしょ…そもそも私恋愛とは無関係だし。 「さぁ、戸口君にデート申し込む!!初デートだから色々歩き回るって感じがいいと思うよ!」 「ええ!ちょっと!押さないでよ!!」 桃香ってやつは… 「あ、陽奈。どうかした?」 「いやどうもしない…」 「陽奈から話があるんだって!!」 ああ、桃香…私たち偽カップルだからデートなんてしないよ…。って行っちゃった!二人きりじゃん!気まずい! 「話って?偽カップル辞めるとか言うなよ?俺、モテるの嫌なんだよ。誰かと付き合うしかなくて…」 「はいはい!辞めないよ!」 「良かった!で、話は?」 うわ、やば。なんか話すことないかな…そうだ! 「何で私と偽カップルになったの?他の子でもいいんじゃないの?」 「そ、それは…お前と俺、幼馴染みだろ?幼馴染みだったら自然に付き合ってもおかしくないような気がして…あと、言いやすいじゃんか?」 「へぇー。それじゃあね!!」 ふぅ。気まずい空気から逃れられる! 「ちょ、ちょっと待って!」 「え?」 止めないでよ… 「明日デート行くぞ。午後三時に一番公園で待ち合わせな。」 は? 「あのさ、私達偽カップルだから…」 「だけど行かないと疑われるだろ!!」 いや別に良いじゃん…。そんなカップルもいるでしょ。 「じゃ、明日よろしくな!」 行っちゃった!…そこまでしなくて良いんじゃないのかな? 何とか待ち合わせに間に合いました! 「おい!ギリギリだぞ!」 「うるさい!で、どこ行くの?」 自分で誘ってて怒るなよ。 「えっと…イルミネーションランド行こうぜ。」 「え、遠くね?」 イルミネーションランドはとても綺麗なイルミネーションがあるカップルの人気スポット。 「良いじゃねえかよ!バスで行ったら何とか四時にはつくだろ。」 一時間も…バス… 「ん?どうしたその顔?…あ、悪りぃ。お前酔いやすいの忘れてたわ。けどもうバス来ちゃったし…」 バス見ただけで吐き気しそう… 「大丈夫!ほら来いよ!」 「うわ!ちょっと繋がないでよ!」 手を繋がれてバスの中に入れられた…一時間にも及ぶ酔いとの闘いがもうすぐ始まろうとしてるのか… 「後ろの席にするか。」 いやそこ前の席行くだろ。よりによって何で後ろの席…。酔いやすいじゃんかよ… バスが動きました。酔いとの闘いが始まりました。 うぉぉ、もう気持ち悪い… 「気持ち悪いか?これでマシだろ?」 うわぁ!何で肩寄せるの!…あったかいな。 一時間の酔いとの闘いが終わりました…。 「やっと着いた…」 「行くぞ。」 うわ!急に手を繋ぐなよ!なんか恥ずかしい… 「カフェ行くか!」 このカフェ可愛すぎん? 「ご注文はなんでしょうか?」 「苺パフェ二つ。」 勝手に決めんな!まぁ、それで良いんだけどさ… 「お待たせしました。」 早!!絶対作り置きしてるパターンじゃん! 「食べないのか?それじゃあ、ほら、あ~ん」 美味い!なんだこの味! 「もうこんなことしてる時点で偽カップルじゃないだろ…」 あ、気付かなかった!恥ず… 「ま、イルミネーション見に行こうぜ。」 「うん」 うわぁ!綺麗!五時でもこんなに綺麗だなんて! 「あれ見ろよ。ハグしてる男女のイルミネーションがあるぞ。」 「本当だ。うわ、これ真似しろってやつじゃん。」 「…するか?」 「は?」 そんなことするわけ… 「良いだろ。」 うわ!抱かないでよ!…あったかいな。冬だから余計にあったかいよ…。 「なぁ、長くないか?」 はっ! 急いで離れた。 「俺、一生こうしてていたい。」 「それって…」 「付き合ってください。」 私は自然と手を握っていた。 「もちろん。」
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偽という口実で陽奈ちゃんと付き合う陽太くんが、 なんかシャイで可愛いですね(^-^) 私の短編小説にコメントしてくれた方ですよね? コメントもらえてうれしいです! ゆ~ぴんさんのお話、ロマンが詰まってて好きです! 新しい小説待ってます!