ポエムつづってる俺みたいなヤツになるな!全人類!
自分よりもすぐれている人を嫌い、いじめるヤツは嫌いだ。 それは今も変わらない。 「今回も学年1位は桐嶋さんだ。」 桐嶋凛。この俺、天城海斗の幼なじみ。 「凄いねっ。またかぁ。頭いいんだねっ!」 思ってねえだろ。ほら、 (だから何だよ、ウザイ、できる子アピール、気持ちわる、先生ウケ、ぶす・・・。)顔に出てる。 人はだいたいこんなもん。うらやましいからってアンチの嵐。 醜くて笑えて来る。人のことは言えないが。 凛は頭がいい。だから周りから嫌われがちなのだ。 俺の口癖は、「困ったときは俺に言えよ。」 そう言っても凛は「大丈夫だから」と笑ってくれるんだ。 凛の笑う顔が好き。いつも無表情で笑わない凛の笑顔はレア中のレア。 それなのにその笑顔がごまかしのセリフに使われているのが痛い。悲しい。苦しいんだ。 「私留学しようと思うんだ。」 凛の口から出た言葉。ありえない。でも凛らしい。 「頑張れよ!」 「っ!うん!」 離れたくなかった。凛が自分から離れて知らない場所で知らない世界で言葉の人といるのが怖かった。 今まで見てきた凛が知らないうちに変わっていくのが。 あぁ。これは恋?ちがう。そんな。そんなものではない。 「見送りありがとね。もうそろそろ行かなきゃ。」 「うん。」 「しおらしぃーw 何心配してんのっ、もう お兄ちゃんったら!変わらないんだから。」 ズシン 鈍く響く音がした。 「学校では言わないしなぁ。まだなれないなぁ・・。」 「お兄ちゃんって言っても1か月しか離れてないけどね。」 「まぁね。」 親の再婚でできた兄弟。 血のつながってない兄弟。 恋人どうしになっていけない関係。 ありきたりな世間体。守らないといけないルール。 一生言えない。好きだなんて。そんなうすっぺらい言葉さえも言えない。 ・・・いや。ちがうな。重い。こんなポエムばっかつづってる俺みたいになるなよ、そこのみんな。 「じゃあ。行く・・「凛!」」 「俺好きだよ!凛のこと!今までずっとずっと。 だからっ、がんばるよ! 兄としてっ!」 なんだこれ。急に俺めっちゃ頭おかしいんだけど。 話の内容変わってない? あ。わかった。 これが本当の俺なんだ。作者のシナリオどうりにならない自分。 かっこよ。 「ぷっ。くすくすー。今ごろ気づいたのか兄ちゃん。」 お前もか。 とまぁ話についていけてないヤツはもう一度最初から読むことをおすすめする。 ここらでいっかいとじとくか。 シナリオどうりに進むな。流されるな。自分らしく生きろ。 台本は自分色にそめてゆけ! あ。またポエム入っちまった。