死神のあなた
ぼくはある人に恋をした。 きれいで、背が高くて、髪の毛が長い人だ。 ぼくはその人の顔を、下から見ることしかできない。 ぼくはその人の姿を、物陰から見ることしかできない。 その人はきっと、ぼくを見た瞬間、悲鳴をあげるに違いない。 ぼくの仲間だって、悲鳴をあげられ、「きもちわるい」って言われちゃったんだもの。 その仲間を、ぼくはもう見ることはなかった。 きっとあの人に悲鳴をあげられてしまうと、死んでしまうんだ。 あの人はぼくらの死神なのかもしれない。 でも、ぼくはその人が好きなんだ。 その人が死神だとしたら、ぼくは喜んで命をさしだそう。 痛いのは嫌だけど。 ある日、いつものように物陰からその人を見ていたら、 その人と目が合ってしまった。 (やっぱりきれいだ。) そう思ったのと同時に、その人は悲鳴をあげた。 ぼくは、その人が死神かもしれないことを忘れていた。 少し経つと、その人は白い紙を持ってきた。 そして白い紙でぼくを包み込んだ。 ぼくは本能的に逃げようとしたが、逃げられなかった。 もがいてももがいても逃げられない。 やがて明かりが見えなくなった。 最後にあなたの顔を見られて良かった。 ぼくの恋した、死神さん。 ―――――――――――――――――――――― 「やーね、最近ゲジが多くって。私は虫が嫌いなのに」
みんなの答え
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すごい。
すごいですね!ゲジ……知らなかったんですけど、ググったら出て、キモ!ってなっちゃいました…。 自分の家の中にいると考えると…ゴキブリより泣きたくなります。 どうして気持ち悪い虫は大量発生するのでしょうか…。
すご!
ぴ、ぴいやさん…。 天才かな?
え、すごっ!
最後納得できました! 納得してから、もう1度読んでみたくなります!