恋味ジャスミン
『わあっ、ジャスミンティー!』 俺がティーカップを置くと同時に、フユは歓声をあげた。 俺の幼馴染み・・・日暮フユは、ジャスミンティーが大好きだ。いつもは高いからと我慢しているそうだが、家に来た時に淹れてやると、必ずこうやって大喜びする。 目の前の彼女は、いい匂いがするとか甘いとか言いながらニコニコカップを傾けている。ダイアモンドでも貰ったみたいな反応だな。 『ねえ、りぃ』 唐突に、フユは顔をあげ、綺麗な笑顔でとんでもない質問を投下した。 『りぃはさ、何でいつもジャスミンティー淹れてくれるの?』 ・・・そんなの、お前が好きだからに決まってる。 子供の頃からの呼び方が抜けなくて、未だに俺を『りぃ』とよぶ所。 茶なんていくらでも買える収入はあるくせに、妙に財布の紐が固い所。 何かを尋ねるとき首をかしげる癖。 全部全部好きだから、喜ぶ顔が見たいんだよ。 『たまたま茶葉が余ってたからな』 想いとは裏腹に、そっけない言葉が口から出た。 『ふふ、そっかぁ!あと私はね、りぃの淹れるお茶が一番好きだよ!』 ごくごくっとジャスミンティーを飲み干して、最高!!と叫ぶフユ。 ジャスミンティーは、恋の味。
みんなの答え
辛口の答え
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素敵!!
とっても素敵な小説ですね! ドキドキして読んでいました!笑 ロマンチックですね...♪
月灯 睡さん、はじめまして。
睡さん、はじめまして。ゆはです! 最初が面白そうで見てみましたが想像以上に引き込まれました! いい匂いがするとか甘いとか…のところが個人的に好きで、「ニコニコカップを傾けている」の文がまた好きな表現です! 私が言うのもなんですが睡さんは才能あると思うのでぜひまた書いてください!
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