思い。
私は白澤莉里。お姉ちゃんは世界一の天才と言われる、白澤蘭。 「お姉ちゃん~ただいまぁ~」 「お帰り、莉里!」 私とお姉ちゃんは瑠夏ちゃんのお姉さんと違って明るい。 「ねぇねぇ、お姉ちゃん、今日ねぇ、瑠夏ちゃん轢かれそうになったんだよ!でもね、瑠夏ちゃんよけて、かすり傷だけですんだんだぁ!」 「へぇ~そういえば、瑠夏ちゃんのお姉さんってこの前お亡くなりになったでしょ。もしかしたらお姉さんが助けたのかもね。」 お姉ちゃんがオムライスを運びながらいう。うちはお母さんが死んで、お父さんが病院で働いている。お父さんが帰るのはいっつも深夜1時くらいだから、お姉ちゃんがご飯を作ってくれる。 「いっただっきまーす!」 もぐもぐ…!美味しい!中のソーセージを噛むとじゅわっとはじける。 「お姉ちゃん、これめっちゃ美味しいよ!」 「そう?ありがとう!」 ふぅ…お腹いっぱい…私が美味しいって言ったらお姉ちゃんがもっと作ろうか?って言ってくれて私はうん!って言って…4回もお代わりしちゃったよ… やっぱりお姉ちゃんは…すごい! そう思った時、ふと思った。 “お姉ちゃんには私が邪魔なんじゃないか?” そうだよね…勉強をしている時、一人の方がいいよね… 私必要ないよね… 「お姉ちゃん、私、いない方がいい?」 「えっ?ど、どうしたの!?」 「私、必要ないよね?」 「ちょっと、なに言っているの!私には、莉里が必要よ。白澤莉里が必要よ。」 「うわぁぁぁん!お姉ちゃん!」 「どうしたの本当に…でもね、これからはあんなこと言っちゃダメ!絶対に!わかった?」 「はい…」 これが、初めて私が怒られた瞬間だった。 私は白澤蘭。妹の白澤莉里は世界の天使と言われるほど可愛いの!私と喋る時は上目遣いで特に可愛い! 「お姉ちゃん~ただいまぁ~!」 帰ってきた! 「お帰り、莉里!」 やっぱり可愛い…! 「ねぇねぇ、お姉ちゃん、今日ねぇ、瑠夏ちゃん轢かれそうになったんだよ!でもね、瑠夏ちゃんよけて、かすり傷だけですんだんだぁ!」 「へぇ~そういえば、瑠夏ちゃんのお姉さんってこの前お亡くなりになったでしょ。もしかしたらお姉さんが助けたのかもね。」私はオムライスを運びながらいう。このオムライスはとても美味しく作れた…かな? 「いっただっきまーす!」 莉里が食べる。私も食べる。う~ん…まぁまぁかなぁ? 「お姉ちゃん、これめっちゃ美味しいよ!」 莉里が目を輝かせる。あぁ…可愛すぎるよ… 「もっと作ろうか?」もっと食べてくれたら、もっと嬉しい。 「うん!」やったぁ! 今度は野菜を多めに入れる。次はお肉、その次は中に焼きそば、その次は上に莉里の名前を書いた。 「ふー。お腹いっぱい!美味しかったぁ。ごちそうさまでした!」 「ありがとうね、莉里。」小声でいう。 私がオムライスの鍋を洗っている時…。 「お姉ちゃん、私、いない方がいい?」莉里がいう。な、なんで!? 「えっ?ど、どうしたの!?」 「私、必要ないよね?」必要!絶対にいた方がいい! 「ちょっと、なに言っているの!私には、莉里が必要よ。白澤莉里が必要よ。」 「うわぁぁぁん!お姉ちゃん!」 そう言って抱きついてくる。可愛い…。 「どうしたの本当に…でもね、これからはあんなこと言っちゃダメ!絶対に!わかった?」 ちょっと怖めに怒ってみる。 「はい…」 こうやってうなだれた莉里もやっぱり可愛い…。 これからも、ずっと一緒だよ、莉里。