短編小説みんなの答え:1

「ありがとう」

短編小説…下手ですが読んでくださいm(_ _)m 「ごめんね、死んじゃって。」 は? 俺の頭はフリーズした。 何だよ、これ。何言ってんだよ、美彩。行くな…行くな行くなっ!! 「やめろぉっ!!!!」 ゼェゼェと荒い呼吸をした後、俺は正気に戻った。 「なんだ…また…この夢か……」 5年前の出来事がフラッシュバックして佑の顔が曇る。 5年前のあの日、俺は恋人だった美彩を目の前で亡くした。俺のせいだ。よろめいた俺が鉄柱にぶつかり、それが倒れて美彩を直撃した。 俺はあの時、何を言っていたんだろう。今でも思い出せない。真っ赤に染まるコンクリートと美彩の白い手だけが目に映っていた。 だが美彩が最後に呟いた言葉は記憶に張り付いている。 「ごめんね、死んじゃって…」 何がごめんなんだ。ごめんは俺のセリフだ。泣き叫び俺を責める美彩の家族の前で、俺はただひたすら謝った。でも謝っても美彩は帰って来ない。 いつしか5年の年月が経ったが、俺はまだ美彩が死んだときの夢を見る。 「俺を恨んでるからだよな…」 自分の声が虚しく部屋に響く。涙が止めどなく溢れてきた。あの日から、俺は笑えなくなった。 そんなある日、俺はまたあの夢を見た。 嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ………!! すると突然、空間が静止した。 すうっと誰かが目の前に現れる。その姿を目にした瞬間、俺の目から水が溢れた。 「美…彩………?」 そう呼びかけると、美彩はゆっくりと微笑む。 笑みを浮かべたその頬を、涙が伝った。 「ごめんね、今まで苦しい思いをさせて」 それを聞いて我慢ができなくなった。ぶつかるようにして美彩を抱きしめる。 「ごめん…ごめん…!俺のせいで死なせてごめん!!未来を奪ってごめん…!!」 美彩は笑った 「ありがとう、私の事を大切に思っていてくれてありがとう…」 その瞬間、美彩は花吹雪と共に散った。俺の手には桜の花弁の形のペンダントだけが残っていた。 目が覚める。 涙でぐっしょりと濡れた頬を拭おうと腕を上げると、何かが顔に落ちてきた。 桜の花弁の、ペンダント 俺はペンダントを握りしめて、泣きながら微笑んだ。 「美彩。」 静かに名前を呼んでみる。 「ありがとう」 俺は静かに、部屋を出た。 桜の花弁が窓から吹き込み、佑の枕にふわりとのった。 ーENDー 読んでくれてありがとうございます!! アドバイス、感想等あればお願いします! 辛口OKです!

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