【友達になってくれてありがとう】
私には、友達がいない まあそれも当然だと思う 学校でいじめられているからだ 成績も駄目だし そんな私が、唯一楽しみにしているのが、放課後の図書館 誰もいないから、本を独り占めできる 今日も、図書館にやって来た すると… 「あれ?こんな本、あったっけ?」 とても分厚い本だ 私はそれを取り出す 「読んでみようかな…」 重い…開くのも大変だ 本を開くと、そこから光があふれた 「えっえっ!?何!?キャアアア!」 「うう…あれ?」 目を覚ますと、そこは私が知らない場所だった 「こ、ここはどこ?」 「あれ、君は?」 声の方に振り向くと、男の子が立っている 私と同じくらいかな… 「あ、貴方は?」 「僕?ええと…わからない。自分の名前、知らないんだ」 「そうなの?」 「じゃあ、君は?」 「私は…愛理」 「愛理ちゃん…うん、覚えた。でも、ここに何しに来たの?」 「わからない!ここはどこ!?」 「もしかしたら愛理ちゃんは、あの本を開いたんだね」 あの本…?まさか! 「まさか、あの分厚い本のこと?」 「えと…多分。で、君は多分その本の中にいるんだよ」 「そんな!?いやだよ!!私ずっとこのままなの?」 「早く家に帰りたいよ…」 「あっな、泣かないで。僕が手伝ってあげるから」 「本当?」 「うん」 それから、私とあの子は歩いた 疲れたらあの子は気遣ってくれた でも…何だかあの子はいつも寂しそうなのだ いつもどこかを見つめている 「ねぇ、どうしたの?」 「え?いや……僕、ここで一人なんだ。友達もいない」 私と同じだ… 「そっ、それじゃ、私が友達になるよ!」 あれ!?口が勝手に… 「え…本当に?」 「うっ、うん!」 「…ありがとう…」 それから数日 「ねぇ!愛理ちゃん!あれ…!!」 「え?…あっ…」 あの子が指さす方向には、穴が開いていた 「あれで、外に出られるんじゃない?」 「そうだね…でも、すごく遠い…」 「………そうだ!ここの木で、はしご作れないかな?」 「うん…やってみよう!」 私達は、工夫をして道具を作って、はしごを作り始めた そして… 「できたぁ!」 すごく大きな…はしごが 「これで出られるんだね」 あ…でも、私だけ行ったらまた…あの子が一人になる… 「こっちに来なよ!」 「え?」 「私が住んでるところに!」 「で、でも…」 「大丈夫!来なよ!」 「あ、ありがと…」 「じゃあ、先に行きなよ!私、下に忘れ物してきちゃって…」 「わかった…」 穴に入ろうとした、その時 バチッ 「痛っ」 入れない?え…これって… 「ふぅ…あったあった…え?行かないの?」 あの子は、静かに首を振った 「な…何で…?」 「僕は…出られないみたいだ。ここから」 「うそでしょ?だって、一人ぼっちになるんだよ!?また!それでもいいの!?」 「大丈夫。それに、もう一人じゃないから」 その言葉を最後に、あの子は私を穴の中へと押した 「うう…あれ?」 気が付くと、元居た図書館に戻っている あの子… 頬に涙がつたった 何で来なかったの? せっかく、友達になれたのに バサァッ 「!」 音がした方には、あの分厚い本がある その本は、空白のページが開かれていた 「紙?」 そのページには、紙がそえてあった それを開く 【友達になってくれてありがとう】 また、頬を涙がつたった どうでしたか? 旅に出ているときの場面は、文字制限が原因で出せませんでしたけれども… 感想、聞かせて下さい!
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素敵…
語彙力がないので上手く伝えられませんが、とても好きです。可愛い。優しい話ですね。
スゴイと思います!
私にはこんな小説かけません! スゴイと思います!