(物語)魔法の森のフルール
こんにちは!私、フルール! ここは魔法使いと魔法使い見習いの住む森よ。 魔法使い見習いっていうのは、私のこと! 魔法使いっていうのは、私の師匠の… カロルさんのこと。 カロルさんはとっても美人だし強いし、私の憧れ。 私達はツリーハウスに住んでいるの。 「カロルさん!新しい魔法薬ざっと五本、作り終わりました!」 「フルール、あなたは本当に仕事が早いわ、助かるのよ」 「じゃあフルール。王国の方に魔法薬を売りに行ってきて頂戴。」 「分かりまーしたー!」 ランランラン♪ルンルンルン♪ランランラン♪ 私、王国に売りに行くこの時間が一番大好き! 新しい出会いが沢山あるもの。 「あの、私、魔法使い見習いになりたいんです」 「ん?あなた…商店街のとこのアクアちゃん?」 「はい」 「私、すっごく魔法使いに憧れていて…」 「いいよ!じゃあ売り終わったらついてきて!」 「はい!」 「アクアちゃんは商店街のお仕事、いいの?」 「今日は休みなんですよ」 森に向かう道は、洞窟を通らないといけない。 「うーわ、コウモリが沢山飛んでいるわ。」 「ひゃぁあ…!」 「!?」 「アクアちゃん!?」 「穴の中に落ちちゃった!?ど、どうしよ」 「…っ、今日の売れ残りのこの薬、使ってみようかな」 「アクアちゃん、今助けるからね!」 「上手く使えるかは分かんないけど…」 「とりゃ!」 無数の線がアクアを囲み、空中に浮かせ、こちらに誘導する。 「あわわわわ…」 「よかった!アクアちゃん」 「凄いじゃない!流石だわ」 「カロルさん!?」 「ええ、私がカロルよ」 「フルール、あなたは見事に魔法を成功させたわ」 「で…でも私が見てなかったからアクアちゃんが…」 「ううん、ありがとうございます!」 「あと…こんなチャンスないし、私を見習いにさせてくれませんか?」 「……………」 「いいわよ、アクア。」 「私に二人も弟子ができるなんて。」 こうして三人は、森に帰っていくのだった。