雨に打たれたマリーゴールド~その後~
(土曜日) その後、私たちは別々になった。 もう、一切関わっていない。 ────あんな別れ方したんだもん。 私だって、もう一切関わりたくないよ。 大空の下のマリーゴールドは、1週間前の大雨のせいで、しおれて元気が無くなっている。 私たちの友情だって…。 私たちの友情って…。 私は、思い出した。 ────あれは、私が4歳の頃。 「さや、近づいてくんなよー!」 「ドッヂでさやの顔面に当ててやろーぜー!」 「あっかんべー!」 幼稚園の、クラスの人にいじめられていた。 その時、助けてくれたのが優葉だった。 「さやちゃん、大丈夫?さやちゃんのことは、優葉が守るよ!だから、普通に過ごしててね!」 …。 私は、次々と優葉との思い出がよみがえってきた。 「今度から、さやって呼んでいい?」 「さや、一緒にあそぼー!」 「さや、大好きー!」 「さや、傘忘れたの?入れてあげるよ!一緒に帰ろ!」 「さやは私史上1番の友達だよ!」 ………。 優葉は、私のことを一番に考えてくれていた。 何かあったら、いつも助けてくれた。 私だって、優葉のことが大好きだった。 私こそ、優葉は私史上1番の友達だった。 優葉…。 「あんなこと言ってごめんね…、優葉…」 誰にも聞こえないような声で、つぶやいた。 そう言い終えると、何もかもがぐちゃぐちゃになって、涙が溢れ出てきた。 優葉、優葉…。 いっぱいごめんね。 いっぱいありがとう。 心の中でつぶやいてから、友情へハガキを出すことを決めた。 内容は、こう。 『優葉。あんなこと言って本当にごめん。だけど、優葉のことが大好きだよ。昔言ったこと、覚えてくれてるかな?「私史上1番の友達」って。私も、そうだよ。私は、優葉と一生友達でいたい。 話が変わるけど、封筒の中に、マリーゴールドを入れておくね。しおれちゃうけど、大事にしてくれたらな。 だって、マリーゴールドの花言葉は、「友情」だから。 絶対私たちは、世界で1番の友達…、いや、親友よ! じゃあね!』 こう書いた。 このハガキは、数日後に優葉の家に届いた。 優葉は、それを読んで、胸がいっぱいになった。 さやと同じで、涙が溢れ出てきた。 「さや…。私こそ、ごめん。大好き…」 同じように、優葉もつぶやいた。 優葉は、返事を書くことにした。 さやと同じ、ハガキで。 内容はこう。 『さや、元気?私は、元気よ。私こそ、怒鳴ったり、あんなこと言ってごめんね。 さやのことが大好き。 世界一、大好きだよ。 話変わるけど、覚えてるよ。 「私史上1番の友達」って言ったことを。 その通りだよ。 今私が通ってる学校にも、もう友達はできたけど、さやが1番大好き。 今の学校で、さやのことを考えない日はないよ。 それくらい、好きだから。 マリーゴールド、ありがとう。 一生、大切にするね。 今度、会いに来てくれる? 無理だったら、全然いいよ。 良かったら、電話番号と住所教えるから。 電話番号は、 〇〇〇ー〇〇〇ー〇〇〇〇 で、住所は、 〇〇県〇〇市〇〇町〇〇〇〇〇 だから。 良かったら、来てね! バイバイ!』 誰が呼んでも、胸が暖かくなる内容だった。 この親友は、本当に、世界で1番の親友。 世界に一つの親友。 親に許可をもらって、親と一緒に飛行機に乗って優葉に会いに行くことになった。 ピンポーン チャイムを押したら、真っ先に優葉がやってきた。 大人しい性格なのに、「やっほーさや!待ってたよ!今、美味しいクッキーあるから一緒に食べよー♪」とかってはしゃいでる。 こんなの見たことないなら、かわいい。 その日は、お母さんが許可してくれて、夜ご飯まで一緒に食べた。 「久しぶりすぎるね!」って話題とか、学校のこととかを話していたら、数時間なんてあっという間だった。 さやがあげたマリーゴールドは、優葉の部屋に綺麗に飾ってあった。それを見て、さやは、今までにないくらい、嬉しい気持ちになった。 この親友は、本当に、世界で1番の親友。 世界に一つの親友。 ~作者から~ ぜひ感想お願いします! ばいちゃー(^_^)/~~
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やった!
ハッピーエンド!! 良かったあ~。 面白かったです!ありがとうございました
待ってました!
ハッピーエンドでよかったです。やっぱり友情って素敵ですね