ねこ視点【短編小説】
今日も飼い主を見送る。私は猫。毎日、猫として生きる。最近ダルい。 飼い主の名は、恵子さん。ここ10年あまり、私と暮らしている。 変な窓の中で、ガラス越しに私は売られて、人間が嫌いだった。疑い深かった。でも都合良く、優しい飼い主、恵子さんと家族になった。 「シーナ、仕事行ってくるね。」 「にゃぁ~…」 ヒマだ。やることがない。 布団の上に、だる~っと寝転ぶ。 空は青いなぁ~ 風が気持ちいいなぁ~ 毛玉口の中だなぁ~… 色んなことを考えるうちに、眠くなってきた。 「シーナ…」 あ、恵子さん、おかえり。早いね。 にゃあ、と鳴こうとしたが、恵子さんの顔が暗く、びっくりした。 (???) 「ごめんねシーナ…私、なんか猫嫌いになっちゃって…」 (えっ!?) 「もう、世話するの面倒臭いし、あとは保健所でね。じゃーね!」 そう言うと、私をダンボールに入れ、車でどこかの町の広場に置き、そのまま去ってしまった。 恵子さん!恵子さん!恵子さん! 「にゃあ!にゃあ!にゃあ!」 必死で必死で後を追う。 なんで、なんで、なんで…!? 雨が降ってきた。それでも、私は大好きな恵子さんのため、走る。 「にゃあ!にゃあ!」 でも、恵子さんはいなく、周りは他の捨てられたであろう犬や猫たちでいっぱいだった。 やっと、人間を信用できたかと思ったのに、裏切られた。 これから、どうすればいいんだろう。……… 今、飼っている動物のこと、大切にしてあげてね。 さもないと、良いことなんて一つも無くなるから。 捨てた人を、私たちはずっと、恨んでいるからね。
みんなの答え
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恵子さん、酷すぎ!!
恵子さん、ひどっ!! 自分の大切なペットを捨てるなんて許せないね。 っていうかどうして急に猫が嫌いになるんだろうね。 犬ちゃんや猫ちゃんがほんとに可哀想... 私は犬を飼ってるんだけど、大切に育ててあげようと思ってるよ。これからもずっとね☆ 良い小説をありがとう。
すごい!
飼っている犬が元野良犬です! 保健所にいたのを引き取りました。 だから、親近感がわきました。 「私は、決して自分の大切な家族を捨てないぞ」 って 改めて感じました。 自分の都合でで一つの命を捨てるなんて、 人間はひどいですよね。