いのちの図書館
気がつくと、全く知らない図書館にいた。 中心には真紅の花を満開に咲かせる樹が生えている。 その花びらが床に散り、花びらの絨毯を作り出す。 そして、図書館内に沢山ある木製の古い本棚には人の名前が背表紙に書かれた本がある。 なんとも幻想的な場所だ。 私は、此処から出ようとする前に自分以外誰もいない図書館内を彷徨い、自分の本を探した。 中身を確認してみたかったのだ。 一時間が経っただろう。 やっと私は『川本紙音』と背表紙に書かれた本を見つけた。 私の本だ。 本を開く。 中には、今までの私のことが十三年分書かれていた。 そして、未来のことも。 (気になるし、ちょっとくらい、良いよね) パラパラめくると…新鮮な血の様に真っ赤に染まったページを見つけた。 『〇〇年六月二十四日』 とだけ書かれている。 その先のページは真っ白だった。 (なんで赤いの…?) またページをめくろうとして、自分の手が透けていることに気がつく。 「えっ?どういうこと…?嘘」 どんどん、手が透けていく。 全身が、透けていく。 「嘘嘘嘘!何これ!?嫌…っ」 そして一分後には、『川本紙音』は消えていたという。 その後、彼女の姿を見たものはいない。 三時間後。 図書館に、白い狐面に黒い着物姿の少女が現れた。 そして、花びらの絨毯の上に無造作に落ちている本を拾って呟いた。 「自分の本の、死ぬ日のページを見つけてしまうと消滅してしまうという噂は本当でしたか…」 川本紙音という名の少女が迷い込んだのは『いのちの図書館』と呼ばれる異空間です。 自分の本を見つけたものは何故か必ず死ぬ日のページを見つけてしまう為、いのちの図書館に迷い込んで無事帰ってきた者はほぼいないのだとか。 あなたも、迷い込んだときは自分の本を見つけても開かない方が良いですよ? あなたも消えてしまいますから… そうそう、この噂を聞いた者は近いうちに『いのちの図書館』に迷い込んでしまうのですよ。 でも大丈夫。 わたしがずっと側で見つめているので安心してくださいね…。 完 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー こんにちは、作者のあおねこです! 感想お待ちしてます。 では!
みんなの答え
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こわ~い!!
すっごくいいお話でした! だけどもう怖くて廊下に行けない… 側で見つめていてくださいね??
面白かったです!
タイトル、いいですね! 自分の本を見たかったんですが、必ず消えてしまうなら無理ですね...。 ちなみに...他人の本を読むことはできるのでしょうか? 狐面の少女、また出てきましたね!やはり、いい人に感じます。今後のご活躍も楽しみです!(あおねこさんも、また小説書いてください!)
あおねこさんーーーー!!
えっ図書館行きたくない… 自分の本見つけてダメってわかってても絶対見ちゃうから… 側で見ててね… ほんとすき!!大好き!! ファンクラブ会長をつとめさせていただきます…!!(あれ前にも言ったか?) 次も楽しみに待ってるよー!!!
キャー~!
すごすぎる! (パチパチパチパチ)←拍手 怖いし表現うまいし、最高! これからも面白い小説待ってますね あおねこさん!!
ひゃー!!怖ーい!!ゾクゾクドキドキ!!
あおねこさんってすごいね~!!ホラー系得意なのかな? あおねこさんの小説はすごく怖くて恐ろしい!!(良い意味で) 物語の世界に引き込まれていくんだよね! この作品もどんどん読んでいくうちに物語の世界に吸い込まれて行って... あおねこさんはほんとに表現力があるね!才能ありだよ! めっちゃすごい!! これからも小説書いてね♪ 楽しみに待ってるよ!!