大切な人と
【大切な人と】 作・くーくーぱ ~登場人物~ ・桜井 純恋(さくらい すみれ) ・桜井 純太(さくらい じゅんた) あなたは大切な人がいなくなったら、どうしますか? 家族、友達など。これは、大切な人を失った少女の話です。 「純恋、病院行ってくる!」「うん、気をつけてね!」私は、兄と階段越しに話した。1時間もすれば、元気に 帰ってくる、そう思っていた。 「あぁ!電話、電話……もしもし?」「桜井 純恋さんですか?」「は、はい…」兄が行った病院から電話がきた。 ドキっとして、嫌な予感がした。「純太さんが診察中に倒れまして、今のところ異変はないのですが…」こう言われ、 冷静にしなくちゃと思ったがそう簡単にいかない。「え、わ、分かり…ました…今すぐ向かいます…」急いで支度を しなくちゃとは思うが、思うようにいかない。「し、診察券と、あとは…」私は幼い頃に両親を失い、友達も いなかった。どんな時も一緒に居てくれた兄をどうしても失いたくなかった。 自転車に乗り、全力で漕ぐ。 信号機も嫌だった。こんなに急いでいる私を止める信号機を。 車も嫌だった。私より何倍も早く、あっという間に病院に着きそうな車が。 人も、野良犬も。全員、私を追い詰める悪魔に見えた。 私は病室のドアを開ける。病室には『バン』という鈍い音が響く。ベッドの周りには、医師や看護師がいる。ベッドに近づけば近づくほど不安になる。ベッドをそっと覗くと沢山の機械がつけられた、兄がいた。「お兄…ちゃん…?」 兄は荒く息をしている。すると「す…みれ…ご…めん…」そう言い、兄は亡くなった。私は膝から崩れ落ち、涙が ポロポロと溢れる。 あれから数時間が経った。私は少し休んでから、兄の荷物を片付けた。カバンの中には、ノートがあった。 【死ぬまでにやりたい事】 ①運命の相手に会いたい ②社長になりたい ③一日中寝たい ④芸能人に会いたい やりたいことは、100個以上あった。私は、時々笑いながら読んだ。閉じようと思ったその時、裏表紙に126個目が あった。 純恋の結婚式に出たい。 あれから5年が経った。今日は私の結婚式。結婚式の最前列の椅子には、兄を置いた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 見ていただきありがとうございます!初投稿なので緊張しました!辞書片手に、1時間かけて書きました! 感想お願いします! くーくーぱ