短編小説みんなの答え:1

時間の代償(少しネタあり)※長い

俺は佐藤 海聖(さとう かいせい)。ごく普通の新入会社員だ。 「佐藤くん。これもよろしく。」 アニメのような大量の書類を渡された。多分自分ができないからこっちに回してきたのだろう。あのクソ上司め。 「今日の3時までに提出しないと怒られるんだけど、できるか? まぁ、佐藤くんならできるだろうね。頑張って。」 3時?!あと一時間しかねーじゃん!一時間でこれが出来たら天才だろ…もう…やればいいんだろ!やってやるよ!! クソ上司…!あいつも少しくらい手伝えばいいのに…!あいつ何してるんだよ… 「…!」 鼻歌…歌ってやがる… 「あーもう!時間がいくらあっても足りないよー!!子供のときの時間をこれに使えたらな…」 『じゃあ、使ってみるか?』 頭の中に知らない声が響いた。と同時に、周りの景色が変わった。 「ここは…?」 金髪で青い眼で、白い服を着ている。中性的な顔立ち、見た目だ。 『ここは人間界から来た者は異世界と呼ぶ場所。私は神の使いだ。ここではなにか大切なものを代償とする代わりに、なんでも願いが叶うぞ。さて、お前がさっき願ったのは、時間が欲しい。だな。叶えてやろう。』 異世界…アニメかよ!俺が子供の頃憧れてた場所じゃんか!やっぱ異世界って、あったんだ…!やべぇ、興奮が収まらねぇ…冷静になれー冷静にー 「大切なもの?」 『あぁ、小さい頃の楽しかった記憶や、大事なもの、金、命だ。代償が大きければ大きいほどたくさんのものを得られるぞ。』 小さい頃の楽しかった記憶ってなんもなかったからな…強いていうなら遊園地に行ったことくらいか? 大事なもの…二次元は命より大事だ!! 金はあんまないし… 「命とかって、代償にした人っているんですか?」 それだけは本当に気になった。 『いるさ。命を代償に、金や愛を得た者がいた。命を代償にしても魂は奪わぬ。今頃来世で幸せになっているだろう。』 その人、すげぇな… 『さて、そろそろ答えを聞こう。なにを代償にする?』 多分なにもしないという選択肢はないのだろう。この威圧感…断ろうとしても断れないだろうな。時間を与えてくれないと間に合わないし… 「子供の頃の楽しかった記憶にします。10年前の遊園地に行ったときの。」 手が震えている。恐怖か? 『分かった。では楽しかった記憶を代償に、時間を与える。何時間だ?』 「12時間。それくらいないとあの書類は無理」 『最後に問う。後悔はないか?』 (遊園地…10年前か。) 「あぁ。無い。早くしないと集中力が無くなるだろ早くしてくれ。」 気が付けば会社に戻っていた。時計の秒針も人も、俺以外なにも動いていない。 『12時間時間を止めている。今のうちにやれ。』 また頭に響いた。 ~12時間後~ 『「終わった…死ぬかと思った…」』 俺の声とは違う声が、同時に同じ言葉を言った。 「え?」 『馬鹿!神の使いは疲れないと思っていたか!?人間ではないと言えど、こっちはこっちで疲れるのだ!人間ごときに何がわかる!』 照れた表情が12時間前とは全く違う人のように可愛らしかった。 「いや、待ってwwwwww突然キャラ崩壊したからwwwwwwwやべwwwww」 『次このことで笑ったらお前の命は無いものと思え。』 急に冷静になりやがって… 「これだけで命奪うのかwwww可愛いとこあんじゃんww」 やばい。ツボ入ったどうしよww 『もう一度言う。次笑えば殺すぞ。』 やべ。怖っ。すみませんもう笑いません。 ~3か月後~ 姉から電話がかかってきた。 「なんだ…?」 「もしもーし!ちょうど10年前、私の卒業旅行、どこに行ったか覚えてる?」 10年前の記憶…?俺が10歳だったら覚えてるはずなんだが…卒業旅行なら余計… 「どこ…行ったっけ…?」 本当に分からない。なぜ忘れている? 「遊園地だよ!小学校卒業したばっかの私が行きたい!って言ったらパパがいいよって!覚えてない?」 遊園地…3か月前のことをふと思い出した。あのときに俺は記憶をなくしたんだ。 「ごめん。姉ちゃん。」 「なんで謝るの?しんみりしないほうがいいよ!楽しく話そうよ!」 姉はいつも通り優しすぎる。理由を話しても理解されないし、冗談だと思うだろう。 「遊園地のこと、忘れたww」 笑ってはいるが心の底から申し訳ない気持ちでいっぱいになった。 「なんだーびっくりしたじゃん!脅かさないでよ!w」 「ごめんごめんw」 別に脅かしたつもりはないんだが…w 「でさぁ、この前行ったケーキ屋さん、めっちゃ美味しかったんだよー!また今度一緒に………」 あなたは、何かを代償にしてまで何かをもらいたいですか?

いろんな相談先があります

子供こどものSOSの相談窓口まどぐち[文部科学省]

いじめで困ったり、ともだちや先生のことで不安や悩みがあったりしたら、一人で悩まず、いつでもすぐ相談してね。

みんなの答え

辛口の答え

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文章力に驚きました!

湊さんの小説をよく読ましていただいています。 同い年とは思えません・・・・・・! 失礼ながら今回はアドバイスを少しだけさせていただきます。 ・会話文以外は話し言葉にしないほうが良いかと。 それだけです!本当に失礼なことすみませんでした!


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