短編小説みんなの答え:2

君のもとへ、片道切符で。

「え?みっ君転校すんの?」 「うん。」 みっ君、それはみつるのこと。夏休み前に転校すると言われた。 「…ふーん、いつ?」 みっ君に聞いた。あまり感情を表に出さないように 「一週間後かな。というか、雪。全然悲しくないの?」 一週間後、夏休み初日。 「いーや、悲しいよ?」 そりゃぁ、昔から好きだった人が居なくなるのは悲しい。早く、思いを伝えなければ。 ……あぁ、一週間経ってしまった。みっ君は早朝に出発。私はまた伝えられずに、行ってしまった。 「あーぁ、初恋終わったなぁ」 夏休み会いに行くという手もあるがここはど田舎。ついでに私は方向音痴。みっ君は大都会のトーキョーに行ってしまったのである。 「さっ!さっさと気持ち切り替えないと!」 とか言っといて、またみっ君のことを思い出し、涙が出た。私は泣き疲れて眠ってしまった。 「え?何ここ、駅?」 寝てたはず、でもここは近所の駅だ。手に持っているのはトーキョー行きの片道切符。 「え?なっ、片道って帰れないじゃん!?取り替えないと…」 とか思いながら自分の体が勝手に動く。トーキョー、みっ君がいるところ。 「…乗ってしまった…!」 片道切符、帰ってくるにはまた切符を買わなければいけない。しかも、お金を持っていない! 「これは、最悪みっ君に…」 一つ目の駅についた。五歳というおかしな駅名。 五歳…みっ君を好きになった年。みっ君はちょっと人見知りで、でも、優しくて努力家で。そこが大好きだ。 「みっ君…」 二つ目の駅、中学生。中学生は、私がみっ君に何回も思いを伝えようとした時。 「あの時、伝えていればなぁ…」 三つ目の駅、今日の早朝。最後の思いを伝えるチャンスを逃した今日。 「今から行くのはトーキョー…私、みっ君に思いを伝えなきゃ!」 四つ目の駅、頑張って、雪。 「うん、頑張るね。」 終電、トーキョー。私は、みっ君への今までの隠してた、伝え逃した思いを胸に刻んで。 駅を出るとそこは大都会。いつもは見ることのないビル。交差点を見るとそこにはみっ君。 「みっ君っ!」 目が覚めた。夢だったのだ。 「あぁ、夢なんだ…」 数日後。私はあの駅へ行く。違うのは往復切符で、荷物があって、そして、みっ君へ伝えようとという勇気があること。 「今から行くよ、みっ君。」 君のもとへ、今度は往復切符で。

みんなの答え

辛口の答え

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なるほど。

こんにちは! 最後、納得しましたぁ☆ 私好みの小説、ありがとうです! 最初の方は「……」でしたが中盤から「………!」に変わりました。 中盤までは読んでコメントしなくていいかとか最低な考えでしたが読んでたら中盤からの追い上げに申し訳なくなりました! すみませんでしたぁ…(_↓_)


わーっ!

すごい!みっくんに想いが届くといいですね! すごい素敵な小説でした!!


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