卒部式の後(恋愛)
私はレン。中学二年生。吹奏楽部のバスパートでファゴットを吹いている。私には同じ楽器の先輩がいない。私が一年生の頃、ファゴットの先輩は卒部してしまい、私は一人残ってしまった。バスパート三年の先輩は男女一名ずつ。二人ともチューバだ。私の他に二年生はチューバ一人、コントラバス二人、バスクラ一人。二人の先輩はいつも忙しいにも関わらず、私たちを育ててくれた。 小学三年生の頃、いじめられていた経験があり、周りがすっかり怖くなってしまった。特に、男子は今でも怖い。周りの他人の悪口が全て自分に言われているような気がする。何気無い音が、自分の悪口に聞こえる。そんな事が多々あり、私は常に周りの人に怯えていた。そんな私に先輩方は優しく接してくれた。そのおかげで、男子の中で先輩だけは大丈夫になった。一年生だったある日、私は自分の気持ちに気づいた。先輩が好きだ。きっかけは、些細な事。バスクラの友達がチューバ男子の先輩、M先輩と話しているときに、すごくイライラした。今すぐ割って入りたい。そう思った。私はM先輩の事が好きになってしまったのだ。恥ずかしく、嬉しい事だった。まさか私が恋愛出来るなんて思っていなかったから。そのまま気持ちを隠して二年生になった途端、コロナで休校になってしまった。部活が再開されたのは五月下旬だった。最初、先生から告げられた言葉はコンクールの中止。イベントの中止。涙が出た。先輩と一緒に出たかったイベントが全て消えてしまった。最後に行った小さなコンサートではいっぱい笑っていっぱい泣いた。先輩二人と写真も撮った。嬉しかった。 そして今日、八月一日。先輩は卒部した。メッセージを言う時、たくさん泣いた。メッセージを言われた時、たくさん泣いた。先輩に渡した手紙に、「好きです。」と書いた。恥ずかしかったが、もうこの機会を逃したら伝える事ができないと思った。そして、先輩からも手紙をもらった。泣きながら家に帰って読んだ。 そこに書いてある言葉に驚いた。「レンさんはたまにだけど、とても怯えるような雰囲気を見せるね。もっと堂々していていいんだよ。誰もレンさんに気分を害されたりなんてしないから。」涙が出た。先輩は私が怯えているのを知ってたんだ。でも、きっと私は知らずに誰かを傷つけている。それでも、嬉しかった。涙が止まらなかった。ここまで書いてくれる先輩がもっともっと大好きになった。
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最高 !!
めっちゃおもしろかったしよかったです。
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文章がしっかり書かれていて良かったよ!これからも頑張って小説書いてみて!
おお!
私も吹奏楽部で、先輩の仮引退はまだだけど絶対泣いちゃう…。 私は恋愛で好きな先輩はいないけど先輩からの手紙ってほんと嬉しいよね! 昨年実際にもらって思った。 なんか私が好きな、吹奏楽部のことと恋愛のことが繋がってて、すごい好きです!このお話! 良い小説をありがとうございました!
感動小説だね
Hello! レンさん、初めまして!小説家のアクセサリー☆です。今日から宜しくお願いします! 恋愛小説が素敵ですね! 最後の先輩からのメッセージが本当に感動的でした!! あと、言葉もしっかりとしてるし、内容もちゃんと組み立てられていて、凄いなと思います。 レンさんは、絶対に才能があるはずです。 これからもぜひ、小説を書いてみてください。 他の作品も楽しみに待ってます! good-by!
よかった!!
さくらんぼです! 私も吹奏楽部で、明日とうとう先輩が引退...ってところで自分と重なりました。細かいところまで書かれていて現実と重ねて読みやすくて、それに恋愛要素も入っていてとってもよかったです!! やだ明日泣いちゃう