〈短編小説〉 友情
私は夜道を歩いていた。暗闇にひとりぼっちで、寂しかった。あの人を思い出す。ずっと私を信じてくれた人を。 幸希は、私の親友だった。いつも、私の悩みを聞いてくれて、一緒に笑ってくれて、私を受け入れてくれる、たった一人の本当の友達。 私は今日も幸希と一緒に帰る。 「ゆき」と呼ぶと、彼女は振り向いた。「どうしたの?」「・・・幸希は、私と一緒にいて、楽しい?」私は聞いた。 「え…」彼女は驚いていた。やはり、私に無理に付き合っているだけなのだろうか。優しい幸希は、そんなことを言わないように我慢していたのかもしれない。 「私は、ララが好きだよ。ララは他人想いだし、いつも頑張ってる。私があなたを好きになったのは、ララが私を受け入れてくれたからだよ。」幸希は嬉しそうに話した。「そんな…」私は今まで幸希を信じていなかった自分をひどく恨んだ。 「ごめん、幸希。私、ほんとは幸希の事信じていなかった。中学校の時ね、友達に裏切られたんだ。いじめられて、味方だと思っていた友達は一瞬で敵に変わったの。それからは誰も、幸希さえも信じられなかったの。本当にごめんね。」 「ララがそんな経験をしていたなんて…」 幸希は驚いていた。そして「気づいてあげられなくて、ごめんね」と言った。 「でも、これからは私のこと信じてよ。私はいつでもあなたの味方だよ」 これを聞いて私は、一生幸希を大切にしようと決めた。 それからの私の毎日はとても充実していた。悲しいときや辛いときもあったけど、幸希がいればすぐに立ち直ることが出来た。一生この時間が続けば良いと思っていた。 だけど神様は味方してくれなかった。 ある日、幸希は亡くなった。突然だった。突然すぎた。クラスメイトの話によると、幸希は持病が悪化したらしい。私は現実を受け入れられなかった。ショックだった…。 それから1週間は、ショックで家にこもっていた。 ふと、思いたって外に出た。気がつくと、私は夜道を歩いていた。暗闇にひとりぼっちで。寂しかった。 そんな時、幸希の母親に会った。彼女は私を見ると、「あなたが、幸希の友達?」と尋ねた。「はい。幸希さんの友達の佐藤ララです。」私が答えると、幸希の母親は「幸希に渡すように頼まれていたの。今まで、幸希と仲良くしてくれてありがとう」と、私に手紙とお菓子を渡して帰っていった。「何だろう…?」私は手紙を開いた。手が震えた。 “ララへ” 今まで仲良くしてくれてありがとう。 私はララと一緒に過ごせて楽しかったよ私ね、ずっとあなたと友達になりたくて…あなたと話してみたら、すごく良い子だったから、嬉しかった。 前にララは、自分は駄目な子って言ってたけど、あなたは良い子だよ。私が保障するから。自信を持ってね! ララ、病気のこと隠しててごめんね。 ララには心配かけたくなくて、ずっと言わなかったんだ。実は3年前から病気にかかってたの。もう治らないって分かって凄く悲しかった。自殺も考えた。そんな時に、ララがいたの。ララはすぐに私と仲良くしてくれて、病気に負けたくない、もっと生きていたいって思えたの。 あなたのおかげだよ。 最後に、私からのお願いです。ララはこんな私を受け入れてくれた。ララは大丈夫だよ。一人じゃないよ。だから、これからは良い友達をたくさん作ってください。そして、天国の私に友達のこと、たくさん教えてください。 ララ、本当にありがとう。 あなたに会えて良かった。 私は泣いた。 友情の意味が、今分かった。 私はもう大丈夫。前を向いて歩き出した。
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感動して、なみだが・・・・・
ララと幸希はなかよしだったんですね。やっぱり、天国の幸希は、ララをみまもっているんですね。感動して、なみだがでました。
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友情…。 改めて考えさせられました! 「あなたに会えて良かった」 でウルっと来ました…。 どちらも想いあっていたなんて最後まで分からなくてびっくりした! 友情は大事だなって思った☆
感動...!!
Hello! さくらんさん、初めまして!私は小説家のアクセサリー☆です!今日から宜しくお願いします!! とても感動する小説ですね!! 泣けてきますぅ...T_T 幸希ちゃんからの手紙が...すごく泣けました。 さくらんさんには、絶対に才能があると信じています。 だから、これからも小説を書いてくださいね。 応援しています! good-by!