【短編小説】気持ちいい
家のベランダに出てみる。 全身に夏のそよ風をうける。 気持ちいい。 空は雲が少しあり、その隙間から青い空が顔をのぞかせている。 久しぶりの青空だ。 ずっとずっと梅雨で、雨続きだったから。 太陽に反射して、葉っぱが黄緑と太陽の色に混じる。 夏のミントの香り。 下をみるとお母さんと子供が楽しそうに、手をつなぎながら歩いていく。 いいな。私もあんな風に歩きたいな。お母さんと公園に行って、友達と笑い合いながら鬼ごっこしたいな。かくれんぼもいいな。 でも、そんな夢は叶わない。 私は人間じゃないから。 ベランダの地面に横わたる。 ここは古いマンションの2階。 人通りが多い方だから、沢山の人が見える。 あー。気持ちいいな。 だんだん景色が薄くなっていく。 風も強くなり、冷たくなっていく。 暖かい太陽に包まれる。 ー気持ちいいなー 「あーあー。風もっと強くなってほしいな!暑いんだよね。ずーっと優しい風だけじゃん。 ももかー!そろそろ散歩行かない?ママが呼んでるよー! ご飯もあげるからさ!今日のドックフードには何を入れる?馬肉か鶏肉どっがいいー?」 「瑠夏!とっととももか起こして。散歩連れて行くから。」 「はいはい。ももちゃん~そろそろ起きようよ~。……ねぇママー!ももか起きないよー!」 「もっと耳の近くで言いなさい。ももか耳遠いから……」 「ママっ!?ももか息してないっ!!」 「はっ!?嘘でしょ!」 ママは手に持ってた回覧板を投げ捨て、ベランダへダッシュする。 「やばい……心臓が動いてない……」 「ももか、、ももかあ、なんで死んじゃったのお!う、う、うわああん!」 やっぱり瑠夏ちゃん泣き虫だなあ。もう小学5年生なのに。 大丈夫だよ瑠夏ちゃん。私は天国から瑠夏ちゃんをずーっと見守ってるからね。 最後まで読んでくれてありがとうございます^ ^ 犬をテーマに書いてみました! 感想くれると嬉しいです!
みんなの答え
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すごいですね!
すごいいい話ですね。 ずっと一緒にいた人が、急にいなくなるなんて… 題名が気になって どんな話しなんだろう?と思っていましたが読んで見ると、とてもすごかったです。
スゲェ…
タイトル見て北島康介さん思い出した。 はい。本当にすいません。 最初タイトル見て、日常を書いてるのかと思ったけど、 最後でめちゃ感動した。 本当にすごい。 俺よりも年下なのに… こんなんかけないよ。自分。