短編小説みんなの答え:1

初短編

「…でご用件は」悪魔と名乗る少年は、淡々とした口調で言った。 「私のがんを直してほしいの」由衣は言った。「そうですか。でも直すことは無理です。まあ1日元気にさせることはできますが」少年は驚く様子もなく言った。「それでいいからしてほしいの」悪魔はふぅといきを出し、代償はしっかりもらいますよ、と続けた。 由衣は末期がんだった。医師からも余命わずかと言われている。でも最後にみたい景色があった。 翌日の検査で由衣のがんはすっかり治っていた。 由衣は公園に急いだ。 公園のひまわりは満開だった。はしゃぐ由衣を見て少年は目を細めた。 はい、と由衣が差し出したのは、ひまわりの花束だった。どうして俺に?… 今日はありがとう、 と由衣が言う。名前はなんていうの… 「ああまだいってなかったな。俺の名前は大翔だ」それから2人はベンチに座り旧友のようにしゃべった。 「今日は本当にありがとう」別れる時に少年は今回だけだからなとつぶやいた。 由衣の病気は日増しによくなっていき、外にも出られるようになった。公園に出かけ、ベンチに座る。なぜだろう病院から出て公園に来たのは初めてなのに、誰かときたような気がする。このベンチに誰かと座った気がする。なんだろうどうしてだろう。懸命に記憶をたどってぼんやり思い出したのはハルトという文字。ハルト… 由衣はつぶやくと泣いてしまった。由衣の近くにとまっていた蝶が名残惜しげに夕方のそらに飛んでいった。

みんなの答え

辛口の答え

※きびしいコメントを見たくない人は
「見ない」をおすと表示されなくなるよ!

スゴイ

感動しました。また書いてください。


11を表示

他の相談も見る

ランキングページへ

相談に答える

相談の答えを書くときのルール

【「相談する」「相談に答える(回答する)」ときのルール】をかならず読んでから、ルールを守って投稿してください。
ニックネーム必須

※3〜20文字で入力してね

※フルネーム(名字・名前の両方)が書かれた投稿は紹介できません


せいべつ必須

ねんれい必須
さい

※投稿できるのは5〜19さいです


都道府県必須

アイコン必須

答えのタイトル必須

※30文字以内


じこしょうかい

※140文字以内

※自分の本当の名前、住所などの個人情報(こじんじょうほう)は書かないでね


ないよう必須

※500文字以内


辛口

※ないようがきびしいコメントの場合はチェックをつけてね!


ひみつのあいことばを設定してね

他の人にわからないように、自分しか知らないしつもんと答えを入力してね。

※ひみつのあいことばは忘れないようにしてください

※自分が選んだしつもんや答えが他の人に見えることはありません

ひみつのあいことば①必須

※使える文字: ひらがな・カタカナ・半角英数字

※半角カタカナ、全角英数字が使えないよ

※2〜20文字で入力してね

ひみつのあいことば②必須

※使える文字: ひらがな・カタカナ・半角英数字

※半角カタカナ、全角英数字が使えないよ

※2〜20文字で入力してね

※みんなで使うスマホ・パソコンではチェックしないでね

※毎日キズなんに来ていると、ずっと自動で入力されるよ。くわしくはコチラ