短編小説みんなの答え:2

桜の木

『僕は君の事を好きになったらいけなかった。 君も僕の事なんて知らないままでよかったんだ。 覚えてるかな? 僕達が出会ったあの、公園。 実はね、僕は君に話しかける前から何回も君の事を見てたんだよ。 君はあの公園に毎日通ってた。 桜の木に寄りかかって、空を見上げていた。 微笑みながら。 でも、君と会った日は。 泣いていたよね。 思わず話しかけちゃった。 少し驚いた顔をしながら君は、笑顔で何があったか、教えてくれた。 なんて儚い笑顔だっただろう。 守りたいって、思ったんだよ。 そんなの叶わないって、わかっていたのに。 毎日、君と話して。笑って。時には泣いて。 かけがえのない時間を過ごさせてくれて、ありがとう。 最期に幸せを与えてくれて、ありがとう。 生きたい、と思わせてくれて、ありがとう。自暴自棄になってた僕を救ってくれたのは他の誰でもない、君だから。 感謝は耐えないけれど、こんな形でさよならすることになって、ごめんね。 今まで本当にありがとう。 さようなら。 大好きだよ。』 「……嘘。」 ひっそりと置かれた真っ白な手紙にぽつぽつとしみが出来ていく。 「なんで?どこに、いるの?ねぇっ…。」 桜の木の下で綺麗な涙が、儚く、苦しく、舞い散った。 ~                         ~ どうだったでしょうか? 登場人物たちの名前はあえて出しておりません。 結末をお話しますと、手紙を書いた人物は病気を患っており、余命わずかです。そして、亡くなってしまいます。でも、桜の木であったあの子に伝えないといけないと、この手紙を書きました。まさに最期のお願い、です。 感想など、コメントお願いいたします。

みんなの答え

辛口の答え

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綺麗な話だなあ(T_T)

水晶みたいに透き通った話ですね…。 主人公には生きて幸せになってほしかったよ…。 また、無理じゃなければ小説書いてほしいです。


すごく良かった!

こんにちは。えいかわと申します。 感想です! 登場人物の名前をあえて出さない感じが、なんかいいな~(←語彙力)と思いました。 ミディアムさんの、言葉の選び方が、すごく綺麗なので、物語の中に引き込まれました。


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