気持ちの売人
キィィィィィィンー う…これで、4日目か、 きついな…。 2年前 はぁ、もうくたびれた。 こんな人生には。 毎日起きて学校行って、おこられて、 嬉しいことなんて、ここ数年起きてないよ。 「気持ち気持ち、嬉しい気持ちはいらないかい?」 気持ち?嬉しい? 「あのっ、その気持ちってなんですか?」 「あぁ、嬉しさを感じれる…まぁ要するに、嬉しい気持ちになれるんだよ。」 「おじさん、その気持ち、ください!」 「わかったよ。ふっ、勇気のある子だな。」 「え?」 「ははっ、代金は、苦しみだ。これから2年間は嬉しさでいっぱいだ。だが、その後2年間は、苦しみでいっぱいにな る。まぁ、せいぜい頑張れ。これで、旅立つなよ。」 そう言い残しおじさんは、消えた。 (苦しみなんて味わいすぎたから、楽勝だよ) 嬉しさでいっぱい…この子は、それしか頭に入っていなかったのだ。 次の日 「おい、テストやるぞ~」 うそっ 「それじゃあ配るぞ~」 あれ…これって朝、漫画を読んでいるのを隠すために使ったページ…一応読んどいたんだ! スラスラ書けるぞ!やった! その結果は、満点だった。 鼻が高くなった。ウザいあいつより点が高い。 しかも、クラスで一番点数が高い。 こんな日が2年間続いた後、本当の恐怖がそこに… 「復テスするよ~」 ふっ、大丈夫。俺には、この嬉しさがあるから、今回も満点だな。 ポキッ 鉛筆の芯が折れる音がした。 なんだこの問題、さっぱりわかんない… 20問近くある問題の中で分かるのは、1問だけだった。 40分後 「は~い。終わり。集めてきて~」 あっ、この問題の数字書き忘れた… 急いで書き直そうとしたが、注意されてしまった。 その後、体育では、ヘマするし、理科では、危うく火事に。 まさか…2年間の終わった? それから、朝も昼も夜も、悪夢だった。 「気持ち気持ち、いらんかい。」 「おじさん…頂戴…」 「ダメだ!嬉しさは、一生の間から削り取ったもの。それの埋め合わせをしなくてはならない。じゃ、頑張れよ。」 「おじさん…」 あれがないと生きられない。 どうしよう。戻りたくないあの日々に。嫌だ、嫌だぁぁぁぁぁあ。 こんにちは。 今回は、ホラー小説にしてみました。 人の嬉しさは、誰かの悲しみ、 それではまた。 コメお願いします!