【短編小説】となり
「…ごめん、好きな人いる。」 勇気を出した初めての告白は失敗に終わった。 「そっか…ありがとう。」 堪えた涙の隙間から出る言葉はそれくらいしかない。 「じゃ、先、行くからな。」 彼は足早に去っていった。私に気を遣ってくれるその優しさが好きだったな。 気が抜けて、私はその場に座り込んだ。体育館裏には初めて来た。私の目の前には、創立1年記念と刻まれたまだ小さな木が生えている。宙を見つめる。 「終わっちゃったな。」 さっきまであんなに堪えていた涙は出てこなかった。ぼーっとしていると、 「よっ。」 と、声が聞こえた。幼馴染みの聡太だ。 「ごめん、見てた。」 珍しく申し訳なさそうにしている。 「最低。」 聡太とはもう10年のつきあいだ。一緒に登下校するくらい仲が良い。それに、なんでも話せる。恥ずかしいところも嫌なところも全部見られているから、今に始まったことじゃない。 「ふられちゃったー。」 ははっと笑ってみせる。 「まあでも絶対ふられるって思ってたし。逆にすっきりしたよ。それにそろそろ受験に集中しなきゃいけない時期だし」 そこで口を抑えられた。急な聡太の動きにびっくりしていると、 「お前、本気で笑ってないだろ。」 「へ ?」 手の下から声を出す。 「お前に騙されるほど俺はバカじゃない。本当のこと言えないほど俺はお前に信頼されてないのかよ。」 気づいたら涙がポロポロと出ていた。堪えたり、出なくなったり、また出たり、私の涙腺は壊れたみたいだ。 私は、彼の好きだったところ、楽しかった思い出、苦しかったこと、全部を話した。 聡太は泣き止むまでずっと黙って聞いてくれた。ずっととなりにいてくれた。 今から私は聡太のとなりに行くところだ。あの木は大きく成長しただろうか。 扉が開く。 人々が座った椅子に挟まれた道の先には聡太がスーツ姿で立ってこちらを見つめている。あちらこちらから聞こえるすすり泣きの中進み、聡太のとなりに立った。 これからは私も、ずっと聡太のとなりにいる。
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感動ですぅ~~
その子にたよれる、おさななじみがいて良かった! (↑ひらがなばっかでごめん) ホン卜に感動!!マジですごい!今度はぶられちゃった主人公と、 聡太とのラブス卜-リも書いてほしいですぅ~~(どけざぁ) さくらさんは作家ですか!?あ!!すみません。年上でした…夕メ口すみません… 聡太かっこよすぎですね!!私もそんないい、おさななじみほし~な~~(また夕メロ) こんなにいい話があったのに気付くのおそくて、コメントおそくてすみません(またまたどけざぁ) このような話を作って下さり、ありがとうございます!