短編小説みんなの答え:1

夏の雪が降る日

「あっつーいっ!」 学校からの帰り道。私は帽子を団扇がわりにパタパタやっていた。そういえば、朝のテレビでお天気お姉さんが『今日は猛暑日になるでしょう』って言ってたっけ。 明日から、ようやく夏休みが始まる。あと少しの辛抱だ、我慢我慢。自分に言い聞かせる。 こんな日は、アイスクリームが食べたくなる。それかかき氷。シャクっと口いっぱい頬張りたい。キンキンに冷やしたスイカもいいなぁ。美味しそう! 「……おい、ルリ。口からよだれ出てるぞ」 ハッとして振り向くと、幼なじみの翔が、私をシラーッと見ていた。私は慌てて弁解する。 「いや、こ、これは、な、なんでもなくて」 「口調が変になってる」 翔が冷静に言う。私の顔が熱いのは、気温が高いせいだけではないだろう。翔が尋ねる。 「お前、そんなに暑いのか?」 「……うん」 「じゃ、いいもん見せてやる」 翔はいきなり、空を仰ぎ見た。両手をばっと上げる。 「ちょっ、翔? どうし……」 その瞬間だった。 空から白いものがちらちらと降ってきた。 「雪……?」 雪は私の肩にとまり、ふっと消えた。 「涼しくなったろ?」 翔が隣に立っていた。 「俺の一族、こーんな力があるんだ」 ニヒッと笑う翔は、ちょっと照れているようだった。 「ありがとう、翔」 私が言うと 「またいつでも頼んでな」 と呟いた。 次に瞬きをすると、翔は消えていた。 まるで、さっきの雪のように。

みんなの答え

辛口の答え

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Σ(Д゚;/)/エー!

お菊でーす☆ え!まさかのミステリアス系の!?ですね


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