思い出シアターへようこそ。
ようこそいらっしゃいました、思い出シアターへ。ワタシは此処の管理人、砂黄泉(サオウ イズミ)と申します。 此処は何処かって?今から説明致します。 …此処は死後の世界にある場所。天国と地獄の境目にあります。此処では亡くなった方々が御自身の人生を振り返り、これからどうするかを決める場所です。…! あら失礼。誰かがいらっしゃいました。それではまた後ほど。 「…こんにちはぁ…」 私、三鈴は交通事故に遇い、亡くなった。気付いたら此処にいて、目の前の建物に入っていた。中は…映画館のようだ。とりあえず席に着いた。 パッ 「これは…私?」 赤ちゃんの頃の私が映っていた。 お母さん、お父さんがとても幸せそうな顔で赤ちゃんの私を見ている。 …ぱた。自然と涙が溢れていた。それから今までの私を見て最後に流れたのは私と喧嘩する両親の映像だった。 …あぁ、ごめんなさいって言えなかった。ありがとう、大好きだよってなんで言えなかったんだろう。何もお礼を伝えられないまま、先に逝ってしまった。今から後悔しても遅い。 「これからどうしますか?」 どこからか声が聞こえた。 「ちゃんと反省して、また生まれ変わりたい…」 ねぇ、この小説を読んでる君。普段両親にありがとうって言えてる?せめて君だけには後悔してほしくないんだ。伝えられなくなる前に一言、ありがとうって言って。これは私からのお願い。 ーend-
みんなの答え
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苦い…
最後が喧嘩の思い出なのがとっても苦い…でも好きです。 最後の文を読んで、心臓がきゅってなったので私は親に感謝できてないんだろうなぁと思いました。 大事なことだけ書いてサクッと終わるのが良かったです。余韻に浸れるというか(笑) 雪見大福さんの、もう一個最近の短編から来たんですが、これも凄く面白かったです!
すごいですね!!!
凄く良く出来てるお話ですね! 砂黄泉って砂を外したら...黄泉(よみ)になる! ありがとうの大切さが分かるお話でした! 年下からすみません。_| ̄|○
ううぅぅっ((泣
三鈴ちゃん…かわいそうに…
(。・ω・。)ノ
凄く素敵です。 文章を書くのがお上手ですね。