短編小説みんなの答え:2

異世界に帰りたい。

その時私は、家路を辿っていた。見慣れたカーブミラーの下を通った時だった。世界が光ったのだ。眩しい閃光が消えるとそこは、異世界だった。 「ここはどこですか?」率直な疑問を、この世界に来て初めて出会った海渡と名乗った人物にぶつけた。色々聞いてみると、海渡は生まれてからずっとこの世界にいて、私の様な人に出会ったのも初めてらしい。ただ、「100年に一度程の頻度」で、別の世界から人間が来るらしい。今の私がそうなのだと。元の世界に戻る方法は知らないし、戻らないといけない理由も無いし、元の世界にそんなに執着もしていないので、この異世界に住むことにした。 この世界は平和だった。人々は田畑を耕し、作物を分け合い、平等を愛していた。テレビなどの電化製品や水道、ガスは無かったが、不便さは全く感じなかったし、人々に暗い裏や過去など無い様に見えた。「海渡、この世界は平和だね。」私が言うと海渡は言った。「そうだね。でもどこかに、文明が発展してるのに人々の心は荒んで傷ついている世界があるんだって。100年前にこの世界に来た人間が言ってたらしいよ。」そんな世界があるのか。私がこの世界に来て、どのくらいの時間が経ったかは分からないけど、ずっとこの世界にいたいなぁ。 そう思っていた矢先の出来事だった。農作業中に急激な目眩を覚えて私は倒れた。そして目が覚めた。また別の世界にいたのだ。この世界は、海渡が言っていた世界だった。人々の眼は濁って、手元にある長方形の電子機器ばかり見つめている。こんな世界嫌だ。私を元の世界に戻して!いや、違う。私は元々、この世界で生まれたのだ。そう。私はこんな腐った世界に生きていたんだ。 解説。 主人公がカーブミラーからワープした、海渡のいる世界は過去。海渡は主人公の元いた世界を未来とは知らず、文明は発展しているが、人々はそれの心は荒れてスマホ依存ばっかりになっているんです。主人公は最後に、スマホ依存者ばっかりのこの世界が、自分の元いた世界だと知って、絶望するのです。 あとがきみたいなやつ。 読んでくださってありがとうございます。

みんなの答え

辛口の答え

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凄いですね!!

こんにちは!なっちです! 凄いですね!! 改めて、この世界がどんなものか? 知れました! 尊敬します!


すごーい!

年下から失礼します。 過去とはまったく違うこの現実をもう一度思い出されました。 単純にすごい!


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