水面の少女
窓から潮の香りがする。僕はゲームのしすぎで疲れた目を癒すためにベランダへと出る。海は月明かりに照らされ輝いている。 …海は相変わらず綺麗だ。海を見ていると心が和やかになり、今までの忘れてしまいたいようなことも忘れられる気がする。 「何あれ…?女の子…?」 水面には、僕と同じぐらいの歳であろう少女が舞っていた。微かに歌声が聞こえる。その少女と目があったであろう瞬間、 「こっちにおいで」 と声が聞こえる。僕は興味をそそられ、家を出た。 浜辺につき、少女を間近で見る。するともう一回 「こっちにおいで」 と言われ、少女のいる方へと向かう。でも、ここから先は海。少女がいるのは水面。これが夢でない限り、僕は水面を歩くことはできない。すると、少女は僕の方へ来て、腕を引っ張る。 「えっあっ」 僕は沈んでしまう思い、目を瞑る。少女は不思議そうに言う。 「どうしたの?目を開けて見て。」 と言われて目を開けると、僕は水面に立っていた。これは夢なのか。そう考えていると、少女は手をぎゅっと握る。 「ねぇ、君。悩み事でもあるの?」 と言われて僕は驚く。今、本当に悩みがあるのだ。 「うん…。」 「ねえ、どんな悩み?力になれるといいいな。」 そんな言葉を言われ、僕は悩みを打ち上げる。 「ぼ、僕友達がいないんだ。だから、孤独で今日も学校を休んじゃて、それで…」 「そうなんだ。ちょっと待っててねっ!」 と少女は言い、服のポッケをゴソゴソと漁る。目当てのものを見つけたのか、ポッケから手を出し、その握った手を開いて見せる。そこには、青色に輝く宝石のなかに、黄色の光が灯してあるペンダントだった。まるでこの海みたいだ。 「これをあげるよ。お守りなんだ。孤独だったら、耳を澄まして。そしたら、このペンダントを見て。そしたらきっと、孤独が終わるよ。」 と、少女の体温で生温かくなったペンダントを手に渡される。 「ありがとう。えっと、僕が悩んでいるってどうして知っているの?」 と聞く。少女は口を開き、こう言う。 「君、海を見るたび、悲しそうにしてたでしょ。だから。」 「それって…?君は何なの?」 「うふふ。私はこの…」 というところで、潮の香りで目が覚める。夢だったのだ。手に変な感覚がし、握った手を開く。すると、手にはペンダントがあった。 教室に着く。とっても久しい教室。扉を開け、中に入ると、皆は僕の方を不思議そうに見る。何秒か見た後また話の続きをする。僕はあの少女に言われたとうり、耳を澄ます。 …僕が好きなゲームの話題が聞こえる。僕の前の席から、数人の男子が話している。話しかけようとするが、やはり怖い。少女に言われたことを思い出す。 「このペンダントを見て。」 僕は、鞄からあのペンダントを取り出し、じっと見つめる。あの少女の顔が思い浮かぶ。…よし。 「あのっ」 あの後、彼らと話をできた。共通の話題をするっていうことはとても楽しい。僕は、ベランダに出て、あの海を見る。 今日も海は月明かりに照らされて綺麗だ。あのペンダントを見る。すると、潮の香りと、「うふふ。」とあの少女の笑い声がした。
みんなの答え
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すごいー!
良かったね!
すごい表現力
13歳で、この表現力は凄いし、尊敬します。私もこんな風に小説が書けるようになりたいです。 不思議な話が好きなので、すごいいいと思いました。