一人の英雄の物語
エデン、それこそ英雄に付けられる名前だ。昔、このナタリーニャ国に1人の英雄がいた。英雄は他の国には決しているものではなかった。彼はエデンと名付けられ、国から大事に育てられてきた。一人の英雄────エデンの特殊能力は未知なるものだった。動物の心を読み取ることができ、さらには人の心まで読み解いた。それに加えて自然を操ることができ、雷を落としてしまったりしたが時には人の役に立つ能力となった。それは、水不足の国に雨を降らしたこともあったからだ。勿論、ナタリーニャ国の人からは気味悪がられたこともあったがエデンは強く、優しい心の持ち主であったため、前を向き続けた。そして彼、エデンが成人した時に国から「自然の刀」が授けられた。普通の鋼で普通の製法で作った刀だったが、エデンが持つとその刀は覚醒し特殊な技を繰り出すことが出来るという不思議な刀だった。これは言い伝えであった話で国も覚醒するかどうかはわからなかった。だが、言い伝え通り刀は覚醒した。その証拠はエデンが持った瞬間、あたりは花、水、草、木、大地、命の光で溢れたのであったからだ。それからエデンは何かを確信し、霧に包まれた森に走っていくのであった。それから2年、エデンは突然ナタリーニャ国に帰ってきた。どうやらこの世界を支配していた恐ろしいものと戦った末、大きな傷や怪我を負いながらも勝ったようだ。その後、世界はどことなく暗い雰囲気から開放された。 そんな妄想をしながら、今日もダラダラとスマホを見る「エデン」であった────。 END