短編小説みんなの答え:3

満月の夜 ~桜とホタル物語~

満月の夜。 私は、神社の境内を歩いていた。 私の家はその神社の境内にあるのだ。 眠れなかったのに加え、今日は特別な日なので、ぶらぶらと境内散歩をしている。 空を見上げると綺麗な丸の形をした月が黄金色に輝いていた。 今日が満月だから、その輝きもいつもより美しく見える。 私は花盛りである桜の木まで行き、幹にもたれかかった。 夜の闇でいつもなら花は見えないのに今日は一段と明るい光により、桃色の花が綺麗に見えている。 なんと幻想的なのだろう。 私はほろほろと落ちてきた桜の花を手に乗せた。 五枚ある花びらのうち一枚が欠けていた。 落ちる時に一枚だけ外れてしまったのだろう。 「…ふぅ」 息をつき、境内を見回す。 普通なら「何かが出そう。怖い」と感じるのだろうが、私はそうは思わなかった。 今日の様に眠れない夜は内緒で此処に来ていたからだ。 その理由は…これだ。 私の手には桜の花を照らすホタルがいた。 私はこのホタルを見るのが好きだった。 このホタルは、きっと現実にはいない。 私の幻覚だろう。 この幻覚は、満月の日だけ見るのだ。 「今日も綺麗だね」 そう声をかけると、ホタルは私の手から離れ、さらに明るく光った。 そして数分後には消えてしまった。 本当はいけないのだが私は桜の木にのぼり、景色を眺めた。 (本当に綺麗だな) 思わず魅入られていると、ふと満月に影が見えた。 それは、ホウキにのった女の子…魔女のシルエットだった。 私はその幻の影を見て微笑んだ。 そして、私の不在に気付いた親が迎えに来るまでずっと目の前に広がる景色を見つめていた。 これは、私の不思議な夜のお話。 終

みんなの答え

辛口の答え

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スゲーーーーーっ!!

12歳でこの面白さ作れるの!?  また読みたいです!!


素晴らしい!!!!!!!!!

水瓜さんの作品読みました!!比喩表現を入れてるからより映像のようにその文が頭の中で見えてきます。


えぇっ!?!?スゴすぎる…

同じ12歳なのに、この言葉選び、語彙力の高さ!スゴい!!分けてほしいくらいです…。 風景が、なんとなく大正時代を思わせますね! 夜、桜、ホタル。このキーワード好きです。


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