だいじょーぶだよ。
娘が笑顔でその言葉を口にするのを、もう一度。 僕が書類に追われているとき、娘から『だいじょーぶだよ』と言われた。娘はまだ幼いのに、状況を察知して僕に慰めの言葉を言ったり。 娘は活発でよく走り回っている。 転けたとき、泥々の顔をくしゃくしゃにして『だいじょーぶだよ!』と僕にVサインを送ってくれたり。 娘と僕の間では、その言葉が合言葉のように毎度使われてきた。 娘が小学生の頃。 成績があまり良くなかったとき、僕は娘に大丈夫だよと慰める。 反抗期に入り一時期話す機会は少なくなっていたが、僕が仕事で頭を抱えるときは大丈夫だよ。と傍にいてくれた。 寒いと言って、よく僕が娘の冷たい手をあたためていたりもした。 …娘は、僕の大切な存在だ。 『お父ちゃん、』 「…大丈夫、大丈夫だよ。」 娘から無意識のうちにたくさんの元気や慰めをもらった。 その分、僕は娘を元気付けることができなかった、部屋で一人泣いているのも聞いた。だから今度は僕の番。 『お父ちゃん。』 「どうした?」 娘が僕の手を強く握った。 『お父ちゃんは、私の、私だけのお父ちゃんだからね。』 「ならお前は、お父ちゃんの娘だぞ…」 『うん、だいじょーぶだよ…大丈夫。』 そう言って娘は眠りについた。 娘の手はやはり冷たかった。 今はもう成人して自分の道を歩んでいるだろう。 まだ空を飛びたいと言っているのだろうか。 娘に会いたい。 妻にも、会いたい。 「僕の愛おしい娘。 お前はお母ちゃんと仲良く過ごしているか?」 「…教えてくれ」 僕は、外で一人花束を道の隅へ置いた。
みんなの答え
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うわぁ、、、
感動しました。
泣けるー
すごいしか言葉が出てこない
泣いちゃいます、、、、
すごい感動しました。
わぁ…
題名から、涙腺危なそうだなって思ったんですが、危ないどころか崩れ落ちました…最後までだいじょーぶって言ってた娘さんが本当に好きです。 感動をありがとうございます。 たまねるさんのお話がまた読みたいです。楽しみにしています。
やば
上手い
泣ける・・
最後の文で泣きました・・ いろんな人に読んで欲しいと思いました。
いいね―
ガチで泣いた。たまねるさん天才
やばいやばい泣ける
涙腺が;~;とにかく感動する 妻を亡くしたお父ちゃんに娘が いっつも気にかけて 大丈夫だよって言ってるのかな 優しい娘さんだね 自分もお母さんを亡くしてるって ことだから辛いだろうにね 自分よりも先に人を思いやれる そんな人って本当にいい人だよね だけどそんな優しい娘さんも 早くにいってしまったんだね… お父ちゃんはひとりでも天国から 見守ってる妻と娘がいるから ひとりじゃないね!大丈夫だよ お父ちゃんは天国で見守ってくれる ふたりがいるからね!
やばい・・・
超感動しました。
せつない…
改行の間のとり方が上手いな、と思いました。 お父ちゃんも天国で2人と再会できたらいいな…。