大丈夫、分かってる
昔から何処へ行くにも何をするにも隣にはずっと君がいた。なんの縁なのかは知らないけどそれは今日まで変わることは無くて、これから先もきっとそうなのだろう。これだけ長く一緒にいると、自然と君について詳しくなるわけで。君の好きな食べ物も好きな色も、君の癖だって知ってる。だから。だからね分かっちゃうんだ。あの子と話す時だけ君の声が少し優しくなること。あの子と話す時見せる表情が心底幸せそうなこと。分かってたよ、ちゃんと。君のとって私はただの幼なじみに過ぎないと。大切とは言うけれど、それは私の望むそれとは違うということを。それでもね、どうしてだろうか。君にあの子とどう接していけばいいかについて、どうアプローチしていけばいいかについて尋ねられるとやけに胸の奥がチクチク痛むんだ。 「私も君が好きだよ......」 「え?ごめん声小さくてよく聞こえなかった」 「いひひっ、お前には一生教えてやんねーよ!」 無かったことにするのには少し残酷すぎるから、決して0になんかせず。けれど1にすることも無く。この気持ちはきっと君に言うことは無いだろう。この先もずっと私の心の中に留めておくことだろう。今までも、そしてこれからも。 「いいんだ、このままで。お前は私にとって1番の友達だからな!」 もし君の隣を歩くのが私じゃなくなったとしても、どうか君の1番の友達として後ろからそっと見守らせて欲しい。それでたまには君の隣を歩かせて欲しい。 その日は酷く暑い日だった。
みんなの答え
辛口の答え
※きびしいコメントを見たくない人は
「見ない」をおすと表示されなくなるよ!
うまい!!
悲しいけどいい話だね~! 友達としてじゃなく恋人としての話も 書いてほし~な~
1 〜 1件を表示