幼なじみ三角関係!
これは私の忘れられない夏におきた甘酸っぱい恋の物語_ 「行ってきまーす!」 私は靴を履いて外へ飛び出した。 んーっ夏って感じ。 セミの合唱が耳にずっと流れる。 え?なんでこんなに機嫌がいいって? それは今から幼なじみの晴(はる)と菜々(なな)と遊ぶから! 最近は忙しくて遊べなかったんだよね。 だから嬉しい( ´ ▽ ` ) 「菜々達~待った?」 公園に入ると急いで2人の元へ駆け寄った。 「全然!今来たところ。ね!晴!」 「うん。」 あーなんか懐かしい!! 「外暑いね~中行く?私の家いいけど。」 「え、マジで?行きたい!外暑すぎ。」 まだ来たばっかだけど2人とも暑いみたい。 「私も行きたいかも。」 「なら行こっか!」 菜々の家も久しぶりだなぁ…。 菜々の家に向かいながら私達はこんな話をしてた。 「好きな人いるの~?晴って。」 菜々が聞いた。 「一応いるけど。」 !?!? 予想外な言葉に思わず目を見開く。 「意外!」 「ね!」 「いないイメージあった?」 「「うん!」」 私と菜々の声が揃う。 「お前ら仲良すぎかよw」 晴の言葉に2人でクスクス笑う。 いいな、こういうの。 楽しい! 「あ、ついたよ。」 こんな近かったっけ? 「お邪魔しまーす。」 ドキドキ。 「あ、いらっしゃい!久しぶりね!晴くんと沙良(私)ちゃん。」 にこにことお出迎えをしてくれる菜々ママ。 「本当ですね!お久しぶりです!」 私も菜々ママににこっと微笑んで見せた。 「久しぶりですね!」 晴もふんわり微笑んだ。 「えーっとじゃあ私の部屋きて!」 菜々の部屋も久しぶりだなぁ。 緊張する! ガチャ。 開ける音とともに綺麗に整頓された部屋の中が見えた。 「うわあ…綺麗!」 つい本音が溢れる。 「本当?ありがとう。最近掃除してないけどね。」 菜々が苦笑いをした。 「にしては綺麗じゃん。」 うんうん! 晴の言う通り! 「ありがとwジュース持ってくるからまってて。」 そう言うと菜々は部屋を出て行った。 「久しぶりだよね、菜々の部屋。」 「だな。」 机の上まで綺麗…。 私の部屋とは大違い! 「なあ、沙良。」 「何?」 いきなり真剣な顔をする晴。 「ここで悪いけど、俺の好きな人誰だと思う?」 晴の好きな人? 「えー誰だろ。わからない。」 晴の好きな人って予想つかないもん。 「正解言ってもいい?」 「そんなスラッと言えるんだねw」 「うん、覚悟できてるし?」 いつもと違う…? 「そう?なら、どうぞ。」 誰だろう。 なんか気になってきた。 「俺の好きな人は…お前。」 ??? 一瞬何を言われたかわからなかった。 「え?」 「沙良が好き。はっきり言うと、好きすぎてやばい。」 は!? ちょっと待って!? 好きすぎてやばい?え!? 頭の中がぐちゃぐちゃになる。 「嘘…?」 「本当。こんなとこで悪いけど、俺と付き合ってくれない?」 きゅ、急すぎない!? 頭が追いつかない。 「無理…?」 晴のこと好きだけどそういう好きじゃない。 「ご、ごめん!晴のこと、そういう風な好きでは見れない…。」 手に汗がにじむ。 顔、あげられないよ…。 「そう、だよな。大丈夫!わかってたし!」 無理やり笑ってるようにしか見えない。 その時。 ガチャ。 「私は、晴のこと好きだよっ…!」 !?!? そこには菜々の姿。 え、菜々!? もしかして菜々、晴のこと好きなの? 「え?」 晴が目を見開いた。 「私と付き合わない…?」 これ、三角関係ってやつ? 「でも、俺。」 「晴!私の分まで菜々を幸せにしてほしい。」 私がフラれたみたいだけど今は別にいいや。 「沙良…。」 「…付き合うことはできない。ごめん。でもまだ菜々を好きになる確率もある。その時まで待っててくれる?」 「はいっ!」 晴…。 なんていい人なんだろう。 もし、好きな人ができたらこんな人がいいな。 菜々、晴、付き合うと決まってないけど幸せになってほしいな! ~完~