背中を押す(物理) 超短編
急いでいた。青信号は点滅を始めた。だが待ってなどいられない。俺は脇目も振らず駆けだす。横断歩道の真ん中で、ワゴン車が迫っている事に、気づいた。 あ、終わった。 そう思った瞬間だった。背中を、押された。 後ろには、誰もいなかったはずだ。じゃあ誰が?まぁいいか。幽霊か何かが助けてくれたんだ。死ぬところだった。 数日後、俺は塾をサボり、運動公園のベンチにてぼんやり時間を過ごしていた。うたたねから目を覚まし、ふと立ち上がると、俺の頭のすぐ右に、野球ボールが迫っていた。 あ、終わった。 そう思った瞬間だった。背中を、押された。 野球ボールは俺の後頭部を掠めて飛んでいった。俺は振り返り背後を見たが、誰もいなかった。これで二回目だ。一体何なんだ?でもまぁいいか、助かったんだし。 数日後、俺は急いでいた。階段をかけ降りようとしていた。が、その最初の一歩を踏み外した。体が大きく傾く。だけど、手すりを掴めば大丈夫。そう思った瞬間だった。背中を、押された。 あ、終わった。
みんなの答え
辛口の答え
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Wow…
めちゃくちゃ面白かった! いつもはあんまり短編小説にはコメントしないんだけど、面白すぎてつい。笑 ホントに良かったです!
うわぁ怖い((゚Д゚ll))
私もたまに押されることあります(え)、何にもないときなんですけどね。 いっぱい助けてもらったのに一度も感謝しなかったのがいけなかったんですか…?やだこわい…でも、面白かったです。 姉森洛扇さんの次のお話を楽しみにしてます!
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