恋色の花が咲く夜に(恋愛小説)
「うぅ、今日も居残りだ・・・」 私は藤谷恋雪(ふじたにこゆき)。 とあるビルの8階にある集団塾に通う中学2年生。 「あれ、恋雪。今日も居残り?」 「あ、ミク。そうなの。またプリント終わんなくて・・・」 「そっか。一緒に残ってやりたいけど、今日この後バレエあるんだ。ごめんね!また明日!」 「うん、頑張って!」 親友のミクが、気にかけてくれた。 私は問題をとくのが遅くて、プリントとかほぼ毎回居残り提出になっちゃう。 「もう6時半っ?早く終わらせて帰ろうっ」 「あれ、恋雪も残ってんの?」 「え?」 振り返ると、そこには幼なじみの凜空(りく)がいた。 「恋雪もって、凜空も残るの?珍しいね」 「俺今日提出物忘れちゃってさぁ。でも残ってるやついて良かったー。」 「あはは。そうなんだ」 なんかこう、いくら幼なじみでも2人きりって緊張するな・・・ 「あ、そーいえばさ。6時45分から花火上がるらしーぜ。」 「え、花火?そうなんだ。ミクと見たかったなぁ・・・」 「その前に終わらせちゃおーぜ!」 「う、うんっ!」 うぅ、なんでだろう。ほかの男子と話すよりも緊張しちゃう。2人きり・・・だから? ううん、なんというか、恥ずかしい・・・。 チクタク…チクタク… 「あっ、もう6時45分・・・。花火、ここから見えるかな?」 「見えんじゃね?結構高いしここ。」 「あっ!」 ひゅるるるる……どーん! 「わぁっ!始まったねっ」 綺麗な花火に、思わず笑顔になっちゃう。 「えっ?お、おう!」 「窓、開けていい・・・?」 「いいけど。」 ひゅるるるる…どーん…どーん! 「さっきより賑やかになってきたねー」 「な。すげーな」 「綺麗・・・」 「あのさ、恋雪。」 「何?」 「俺、お前のこと・・・」 どーん…どーん ひゅるるるる 「えっ?ごめん、花火の音で聞こえないっ」 ぐいっ その瞬間、私は凜空に腕を掴まれて引き寄せられた。 「お前のこと好きだっ」 「えっ?」 耳元で囁かれて、恥ずかしさは倍増してる。 「えっと、その・・・。ごめん、脳が追いついてないみたい・・・」 「お前は?お前は俺の事、どう思ってんの」 「私?私は・・・」 「好き、かも・・・」 凜空の耳元で囁く。 今、初めて気づいた。 緊張しちゃうのも、恥ずかしいのも。 全部、「好き」だったんだ・・・。 「あ、見ろよ。」 ひゅるるるる…どーーーん 「綺麗な花火・・・。ピンク色で、大きくて。」 頬染めて 君と見上げた その先に 夜空に咲いた 恋色の花・・・。 まるで私たちを応援するかのように ひゅるるるる……どーん 夜空に咲いた花は、恋色の光で私たちを包んだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー いかがでしたか? 花火をテーマに作りました! 是非感想聞かせてください!
みんなの答え
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無題。
「お前のこと好きだっ」 の前と後の空白が良い…( 背景が想像出来ましたwww 花火 良いですよね(なんの話w) 幼馴染みの恋愛も。 凄いです