フルーツゼリー、作ってよ~キリヤ編~
本当は、引っ越しなんてしたくなかった。 でもしょうがない。俺は小さい頃から体が弱くて、ずっと田舎へ行った方がいいと言われていたから。 6歳の春、家族で山に囲まれた街に引っ越した。 そして、君と出会った。 隣の家に住んでいる、目のくりくりした女の子。同級生なのに俺よりずっと背が高くて、そんでもって……可愛くて。 名前は真里奈。橋山 真里奈。難しい漢字なのに、小2の時には、俺はフルネームを漢字でかけていた。 俺はそいつに、『フルーツゼリー作りの天才』と呼ばれていた。まあ確かに、俺はフルーツゼリーを作るのが好きだ。何か果物があったら、それをざっくりカットして、果物がごろごろに入ったそれを作る。幼稚園の時にはすでに作っていたし、真里奈からもよく作ってと頼まれた。 まあそれも小学生までの話だ。いつのまにか男友達とばかり遊ぶようになったし。 でも、なぁ。 それが変わる日が来た。 十年たち高校生になったある日、学校から帰る途中、めまいがした。 ーーやばい……っ! それでもなんとか家まで帰ろうとした。しかし、真里奈の家の前で、限界が来た。 「ま……りな……っ」 そう呟いた直後……俺は、倒れた。 夢を見ていた。小さい頃の夢だ。 『キリヤ、遊ぼー!』 幼い真里奈が駆け寄ってきた。 でも、真里奈は、いきなり涙を流し始めた。 『どうした、真里奈!』 『死なないでよ……』 その声は、高校生の真里奈だった。 『……?』 俺が疑問に思っていると、真里奈は泣きじゃくり始めた。 『だ、大丈夫か?』 すると真里奈は叫んだ。 『寝てないで、フルーツゼリー、作ってよ!』 ぱちり。 唐突に、俺の目が開いた。そこで初めて、ずっと眠っていたことに気がついた。真っ白なベッドに同じ色の壁……ここは病院らしい。 目の前には、高校生の真里奈。泣いている。 「ん? 真里奈……?」 「うあーん、キリヤぁーっ!」 真里奈はますます泣く。 「おい、どうした真里奈……」 「私、キリヤのことが好き! だから、心配だった!」 ……告白、すか。胸がどきんと音を立てる。 俺も、と言おうとして、やめた。代わりに、真里奈の喜びそうなことを言ってみる。 「そうか……じゃあ、その告白の答えはさ」 にこりと笑う。愛する人に向かって。フルーツゼリーみたいにキラキラした笑顔を。 「フルーツゼリー作ったら、言うな」 むぎわらぼうしです!感想、辛口なしでお願いします! それから、これは才能あると言えますかね?本音を教えてくださいm(_ _)mお願いします!
みんなの答え
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一個前のやつよみました!
返信遅なってごめんなさい。 いい! とてもいい!