無題
目を開くと、そこは私が居た場所ではなく、見覚えもないそこはただ何か懐かしさを感じる様だった。日頃の疲れも無く、体も軽い。私は心地よい気分に鼻唄を歌い、そのままゆっくりと歩き始めた。不思議と、知らない場所への戸惑いは無かった。むしろ、落ち着きさえあった。ここは沢山の人々が行き交う人里で、私はまるで最初からここに住んでいたかの様に馴染んでいた。まるでこれが日常かの様に、まるでこれがあたりまえかの様に。しばらく歩いていると、ふと美しい音色が耳に入った。とても文字にはし難い程のその綺麗な音は、とても人間がだせる音には思えなかった。頭に直接流れてくる様なその音に誘われ、私はさらに進んだ。すると、明らかに周りとは違う空気を放つ少女がいた。年は私と同じくらいだろうか。美しい彼女は巫女服の様なものに身を包んでおり、とても美しい顔立ちをしていた。私が少女に近づくと、少女は「お待ちしておりました」とでも言うような顔で微笑み、私の着物の裾をちょんと掴み、そのまま私を案内するように歩き始めた。訳が分からないけど、戸惑いも疑問もない。ただ彼女について行くだけだった。しばらく歩き彼女が私を連れてきたのは美しい花達が咲き誇る、まさに楽園の様な場所だった。それを目にした途端、私の目からは涙が溢れだした。何故だか切ない気持ちになった。何か忘れているような、何か残酷な事が、記憶から消えかけている様な。私が花を眺めながら泣いているのを少女は見つめながら無言で私の腕を引いて、またあるきだした。着いたそこには大きな神社があった。そして彼女は綺麗なシャボン玉の様なまくをはった鏡の様な何かを私の前に開いた。宙に浮いてるそれをくぐれと、彼女は私に目で言った。私は嫌でたまらなかった。何故だか分からない。だけどくぐれば二度ともどれない気がした。だけど少女は私を無理矢理にでもいれようとした。嫌だとなき叫ぶ私に、少女は哀しい目で私を見つめ、一つの花を差し出した。青く綺麗な花はガラスの様な輝きを持っており、太陽の光が美しく反射する。少女は無言で私の髪に花を飾り、私を強く抱き締めた。それは暖かく心地よいものだった。あなたなら大丈夫。と、少女は私に囁いた。これが初めての少女の言葉だった。あれだけ無言だった少女が言葉を口にしたものだから私は驚き、思わず少女を見つめてしまった。ここは貴女がいるべき場所じゃないわと、また哀しい顔で言った。貴女がその時になったらまた、絶対迎えにくるわ。それだけ、少女は言い、私を送った。 目を開くとそこは私の居た場所で、当たり前の日常がまた始まった。そこは病室で家族は怒ったような、悲しむような、あの少女の様な顔をしていた。母は私を抱き締めて、何度も、気が付かなくてごめんね。と謝った。あぁ、私にも居た。愛してくれる人が。勝手に一人だと思い込み、現実から逃げようとした私は愚かだった。私は命尽きるまで、辛い現実を見て生きなければならない。それがどんなに理不尽で、どんなに悲しくても、逃げることは許されない。私は手のひらに花を握りまた歩き出した。 あとがき えと…意味分かんないと思いますが、考察してみて下さい! 読んで下さった方、ありがとう。 和風なのが凄く好きなので…。 書いちゃいました!てへ! 和風好きいらっしゃれば教えて下さい! あと、題名良ければ付けて下さい! では、さよならー。
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無題
主人公の子は自殺未遂して、天国に一回行ったけど女の子に戻されたって感じですかね? あ、あと文章好きです!
ひぇ…
めっちゃ感動しました!比喩が特に好きです(≧∇≦) 考察は苦手なのでしません!(おい) 素敵なお話をありがとうございます♪ 次の作品も楽しみにしてます!
感動しました!
題名は、灯台下暗しなどどうでしょう?
すいません
センスないけど命の灯(ともしび)の炎をわたしに・・・なんてどうでしょうか