短編小説みんなの答え:1

それでも俺は走る

っはあ、っはあ、はあはあ……。 肺が潰れそうだ。足も痛い。でも駅まではまだまだある。 お願い、待っててくれ、雛子……! 始まりは、三年前、小四の時だった。 「き、木平くん……付き合って!」 秋の社会見学中、いきなり告白された。 そいつの名前は、早田 雛子と言った。クラスのリーダー格で目立つやつ、というのが第一印象だった。 そこから四年間、俺たちは一度も喧嘩せず、まぁ仲良くやっていた……んだけど。 四年たったある日、強引な雛子に、俺は我慢できなくなって言ってしまった。 『お前はいっつも自分優先じゃないか! 周りのことも考えろよ! 性格直せよ!』 『何いうのよ! 私が潤のことどれだけ考えてると思ってんの!』 すぐに別れることになった。その翌日だった。 教室に、雛子が来なかった。 『えー、早田さんは、お家の都合で今日引っ越すことになりました。そのため……』 先生の告げる言葉が、ゆっくりと俺の頭の中でこだました。 ーーあれが、最後の会話だったのか。 そう思うとたまらなくなって、放課後すぐに、雛子が引っ越しの時に使う電車を調べた。乗る駅も知った。 スニーカーを履き、駅に向かって走り出した。 ということで今に至る。 俺は走りながら思う。 ーーあいつはほんとに自分優先だったか? いろんな奴にどれだけ告白されても俺についてきてくれたのに。さりげなく優しくしてくれたのに。 駅が見えてきた。 そこから電車が滑り出すのをみた。後ろの方に、雛子の姿が見えた。 「雛子ーっ!」 俺は雛子に向かって叫んだ。叫びながら電車と同じ速度で走り出した。 雛子が俺をみてハッとした表情になった。俺はますます声を上げて叫ぶ。 「雛子ーっ、昨日ごめん! ほんとにごめん! お前は優しい奴だ。ほんとは優しいんだ! だから、その優しい性格は変えないでくれ! お前といて楽しかった!」 もう限界だ。足を止める。 雛子は泣いていた。泣きながら笑っていた。手を振っていた。大きく、大きく。 俺も大きく手を振り返した。青い空が、俺たちを優しく見守っていた。 むぎわらぼうしです!よろしければ感想お願いします!辛口なしでお願いします!

みんなの答え

辛口の答え

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うまっ!!!

うますぎん? ちょっと上手すぎて混乱しています。 (しばらくお待ちください) ああたああああぁ!すごかった!!! 絶対センスある!!!


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