君だけの空に浮かぶ雲になりたい。【恋愛系】
好きな人がいた。その人の名は悠介。彼は私、桜の幼馴染みでサッカーが大好きだった。でも彼は不治の病にかかり、サッカーを嫌々辞めた。 病気になってから彼は変わった。あまり食事も摂らず、ずっとベッドの横の窓から見える空だけをずっと見ていた。私がお見舞いに行ってもずっと空を見ている。 「…悠介、お見舞いに来たよ。」 「…あぁ、桜か。ありがとう。」 「…」 「…」 なんともいえない空気が流れた。 「…悠介はさ、ずっと空、見てるけど飽きないの?」 「…飽きない…かな。」 「…ふぅん。」 「…」 「…雲になりたいなぁ、私。」 「…なんで?」 「だって雲になったら悠介がずっと見ていてくれるでしょ?」 「…あはは、なんだそれ。鳥じゃ無いんだ。」 「鳥はすぐ飛んでいっちゃうからね。それに比べて雲はゆっくり飛ぶから。」 「…桜は俺にずっと見ていてもらいたいの?」 「…うん。そうかも。…私ね、悠介が好きなんだ。」 私は内心照れつつも、ふふっと微笑んだ。 「…えっ」 悠介が顔を真っ赤にしてこちらを向いた。あぁ、久しぶりに私を見てくれたね。 ーend-
みんなの答え
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素敵なお話でした!
とっても面白かったです。 短くて分かりやすい言葉で情景がまとめられてて、すごいと思いました。 あえて桜と祐介がどうなったのか書かないのが良かったです! 「祐介にずっと見ててもらえる雲になりたい」という桜の願いを雪見大福さんが本当に体験した話かのように分かりやすく女の子の気持ちを書いていて本当に引き込まれました!! またお話を読ませてください!
好き好き!
あーやです^^* 顔を真っ赤にしてこちらを向いた。 のとこ、個人的にすごくドキッとしちゃいました(//∇//) (↑私がドキッとしてどーすんだ) なんか独特な世界観で、好きです!(唐突w
おおー!
純愛…!雲になりたいっていうセリフが、雪見大福さんの作風を感じました。 作風を残しながら色んなジャンルを書けるの流石です(`・ω・´) 私は恋愛小説を書こうとすると、気を抜いた時にすぐコメディーが入るので、情景の綺麗な恋物語を書けるのが羨ましいなと思いました。 次作も楽しみにしてます!