またいつか俺の姿を見せられるようにがんばるから
「はふぃ!?」 口に水を含んでいたため、とっさにこういった。 「今日からお試しで1ヶ月 お手伝いロボットが家に来るから。 最新式の人間男子高校生型だ。 嬉しいだろ? 言うことを聞いてくれて、 話もできる。 由子とも仲良くなれるだろうし」 「でもロボットだし…」 「ちょうど今、届いたから。 由子、箱開けてみて。」 箱の中はかなりのイケメンロボットだった カッコいい… 『起動』ポチッと! 「あ、自分で起きあがった…! すごいっ!」 「あなたが俺の主(ぬし)の由子様?」 「主?」 「由子を主にしておいた。 …部屋はどうしよう 使われてない部屋はないし… 由子の部屋で過ごしてもらおうか。 さっきの起動ボタンで電源を切ることもできるから!さ。」 「えー!むりだよ!ロボットだとしても無理!」 「仕方ないだろー由子様~! いいかな? 俺、ロボットだし…」 「仕方ないなぁ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「名前は?」 「あ、俺の名前はアイ。」 「やっぱりロボットだから心はないの?」 「最近は心があるロボットもあるし、 心がないロボットが心をもった例もあるし… まあ、いまは無いかな」 「なにができるの?」 「由子様のためならほぼなんでもできるよ」 「何歳?」 「年齢はないけど見た目は高校生に作られてるみたいだね じゃあ俺からの質問、 俺のことどう思った?」 「…かっこいいなって…思った」 「ありがとーそんな事思ってたんだ」 「あ、そーだ!お願いがあってさー。 この問題難しすぎて解けないんだよねー アイ君はできたりする?」 「んー。俺は頭の中で検索ができるから解けるけど… 由子様の為にならないよ?」 「いいのいいのー!」 「仕方ないなぁ… 主の命令はほとんど聞かなきゃいけない決まりなんだ… 次からは自分でね」 「ラッキー!」 「あ、この答えは〇〇だよ!」 「ありがとうー!」 それから時は流れ、1ヵ月経った。 お試しの期間が終了した。 買うかどうか決める日。 だけど 買えるはずもないと思う。 最新式だし、値段がとても高すぎる。 そして予想通り買わないことになった。 「由子様…お別れだね」 「そんな事言わないでよっ!かなしいじゃん」 「由子様、いや、由子。俺、気がついたんだよ。 「ん?」 「俺は… 由子が好きだ」 「心がないんじゃ…」 「でも、思ったんだよ。 本当に由子が好きだって思った。 俺、由子のおかげで心ができたよ 由子ともっと話したいと思った。」 「そんな事言ったら…余計かなしくなるよ…」 「由子、手紙、受けとって。」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー アイ君が、家からでて、1年。 手紙は、まだ呼んでいない。 ふと、テレビをつけてみた。 『ロボット歌手、アイ。』 その歌詞は、どこか懐かしかった。 「ありがとうございましたー! アイさんが作詞した曲、いいですね」 「ありがとうございます。 これは、俺に昔、優しくしてくれた 人間の女の子を思い出して曲を書いたんです。」 「そうなんですね 続いては〇〇さん…」 「アイ君?なの?」 私は手紙を読みたくなった 『由子へ 俺は、明るくて笑顔が可愛い由子が 大好きでした。 俺が由子の家を出て行ってもたくさん笑ってください またいつか、由子に俺の姿を見せられるように、 俺は、ロボット歌手になろうと思います。 楽しみにしていてください 由子は、今は俺のことどう思ってますか? アイより』 「私も…好き、!」
みんなの答え
※きびしいコメントを見たくない人は
「見ない」をおすと表示されなくなるよ!
無題
ロボットと人間の恋愛なんて前代未聞です。 だからこそ、面白かったです!