梅雨の日、恋する思い
今の時期は梅雨で、雨がザーザー降る。窓際で、ボーッとびしょ濡れの校庭を眺める。すると、ぽんっと頭を優しく叩かれた。 「次、移動教室なんだけど」 そう、幼なじみの奏太に言われる。私は、焦って言う。 「あ、うん今行くところっ。」 「じゃ、先行ってる。早く来いよ。」 「うん。」 奏太が教室を出て行ったところで、はぁとため息をつく。実は、私奏太のことが好きなのだ。でも、幼なじみというところからは、一歩も進展がない。今も、「一緒に行こう」と言うはずが、焦って言えなかった。後悔しながら、教室へと向かった。 昼休み。少し晴れた。今日もお昼に奏太を誘えず、二人分のお弁当をまた一人で食べる事となった。すると、 「あ」 と、声を出したのは翔也君だ。なんだろうなぁと、思いながら翔也君を見ていると、キョロキョロと挙動不審に周りを見ている。私は流石に心配になり、声をかける。 「翔也君、どうしたの?」 翔也君はぴくっと反応し、少しおどおどしながら答える。 「お、お弁当忘れちゃって…」 「あぁ、私もう一個持ってきてるんだ、あげるよ!」 すると、翔也君は驚いた後、顔を真っ赤にして、 「ありがとう…」 と言った。私は、翔也君とお昼を食べることになった。翔也君と食べたお弁当は、美味しかった。でも、奏太と食べたら、もっと美味しかったんだろうなと、少し、考えてしまう。 次の日、天気予報によると昼までは晴れていて、そのあと雨が降るらしい。その予報は的中し、午後は雨がザーザー降ってきた。 「あー、傘忘れた…」 下校時。そんな奏太の声が聞こえる。私は、今がチャンス!と、思い「一緒に入る?」と口にしようとした瞬間。 「奏太、一緒に入る?傘。」 と、声をする方を見ると、恵さんがいた。 「おー!ありがとう、恵。」 私にとって、次の恵さんの言葉が衝撃だった。 「だって、奏太の彼女だもん。」 と、相合傘をし、二人が点にになる程遠くに行ってしまった。いつのまにか、視界が滲んでいく。溢れ出る想いは、後悔。この場に人がいなかったら、大声で泣いていた。 「あ、傘忘れちゃった。」 そう、翔也君のわざとらしい顔が見える。これが、翔也君の嘘だと思う。けれども、その嘘に少しときめいてしまった。私の中の梅雨が終わりを迎える感じがした。 -------------------------- どうも、雑魚な背後霊です。読んでいただきありがとうございます。普段正統派恋愛はあまり書かないので、うまく出来ているか不安です。では、感想などお待ちしております。
みんなの答え
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うわぁ~
すごいです!悲しいですが。ほんっとにアリスさんの言う通りまだと思います。幼なじみぐらいには言いなさいよ!まったく、、、=3
やっぱりスゴイです!!
もっけ飴です(*´∀`*) 雑魚な背後霊さん、こんにちは! めっちゃ良かったです♪ 翔也君、優しいんですね~ 私もこんな恋愛してみたいです(*´-`) それでは~。
面白かったです!
雑魚な背後霊さん!前回も拝見させていただきました!今回もほんとに良かったです! 情景と主人公の心情どちらも詳しく書けていたと思います!! 奏太くん……彼女できたんだったら幼馴染みくらいには言いなさい!(*`Д´*)「私」がかわいそうじゃんか!!((( とにかく良かったのでまたかいてください!!ぜっったい見ます! ちょっと申し訳ないのですが、私のも見ていただけると嬉しいです((( 宣伝ごめんなさい!
面白かったです!
雑魚な背後霊さん!前回も拝見させていただきました!今回もほんとに良かったです! 情景と主人公の心情どちらも詳しく書けていたと思います!! 奏太くん……彼女できたんだったら幼馴染みくらいには言いなさい!(*`Д´*)「私」がかわいそうじゃんか!!((( とにかく良かったのでまたかいてください!!ぜっったい見ます!