短編小説 「階段」
どこか、胸の奧でここにいてはいけないと分かっていた。 けれど私は、好奇心を押さえられずにここまで進んできてしまった。 白と黒の階段。 上るほど、透き通る。 やっぱり何かが引っ掛かって、違和感しか感じない。 でも私は進み続けた。 この階段を上りきれば、きっと何か得る物があるはずだ。 コツン、コツンと自分の足音が響く。 階段に自分の姿が少し写った。 白、黒、白、黒、たまに二回連続で白 だんだん楽しくなってきて、リズムに乗って一歩ずつ確実に歩く。 白、黒、白、黒、白白 ここを上りきったら何があるんだろう。 そう考える額に汗がにじむ。 それでも、私は足を緩めない。 白、黒、白、黒、白白 半分位は来たのだろうか。 ハアハア、と息が荒くなる。 もう後戻りはできない。 白、黒、白、黒、白白 今上った所の最後の方の足音が、辺りにウワンと響いた。 その音を聞いた瞬間、何故か後少しで一番上にたどり着けるような気がした。 後少し、後少し。 私は疲れきった体にそう言い聞かせ、最後の力を振り絞った。 白、黒、白、黒、白白 黒、白、黒、白、黒、白白 私は、ようやく一番上にたどり着けた。 でも一番上は、想像していた物と比べて、凄く殺風景だった。 真っ黒い床が、両手を広げた位にあるだけ。 壁も何もなかった。 けれど、夏休みの宿題を、もらったその日にやり終えた位の達成感があった。 さあ、そろそろ降りないと日が暮れちゃうな。 私は、自然と笑顔になっていた。
みんなの答え
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ピアノ?
なんだか色の配置ピアノっぽいな~と…。 かんちがいだったら、ごめんなさい!
深い感じですね!
もっけ飴です(*´∀`*) とても深い意味を持っていそうな作品ですね。 良いと思います! …私も夏休みの宿題まだまだ残ってることを思い出しました笑 頑張らないとですね! 小鳥のピッピさんの作品は考えさせられますねぇ。 次回作も楽しみにしてます! それでは~。
深い
考え事をしていて、答えにたどり着いた感じでしょうか。 勘違いしてたらほんとにすみません。 深い意味がありそうで、考えがいがあります。 本当の短編って感じで好きです! 夏休み明けすぐにテストあるのに何もしてない…。 やべー。 着々とやっていこうと思います。