【短編小説】夏休みに気付いたんだ。
一学期はなんとも思ってなかった。 いや、自覚してなかった。夏休みに入って会えなくなって寂しくて、好きなんだって思った。 たしかに無意識だけど月曜が来れば嬉しいし、君が休んだ日は気分が落ちた。二学期が待ち遠しかった。 そして楽しみにしていた二学期が始まった。俺が好きな子、藤田岬はいつも一番に教室にいる。早く会いたくて階段を駆け上がる。教室の前で息を整え、ドアを開ける 『…あ、おはよ、藤田。』 「ん、川崎くんおはよう」 君が苗字を呼んでくれるだけで、自分の苗字が好きになる。 渡せるように、と昨日準備しておいたLINEのidを書いたメモを握り、藤田に渡す『ん。』 「LINE、のid…?」 『俺が交換したいんだ。嫌なら捨ててくれていいけど』 とぶっきらぼうに言うと藤田は笑って「ありがとう。帰ったらすぐ登録するね! ……あと、私も、連絡交換したいなって……思ってました。」 一言でこんなに嬉しくなるのは藤田だけ。いつか絶対伝えるからそれまで待ってて。な?
みんなの答え
辛口の答え
※きびしいコメントを見たくない人は
「見ない」をおすと表示されなくなるよ!
外資系さんサイコー
文の使い方とかひとつひとつの単語の使いまわしがすごい!
1 〜 1件を表示