ただの幼馴染
「おーい。千夏(ちなつ)帰るぞ。」 「わかったー」 幼馴染の蒼真(そうま)が私を呼ぶ。小さい頃から家が隣でいつも一緒だった。高校生になった今でも一緒に帰る仲だ。 蒼真は頭も良いしスポーツ万能。高校に入って女子からの人気も高まってきた…らしい。私はそんな蒼真のことを「ただの幼馴染」そう思ってたはず。なんだけど… 「どうした?今日は静かだな。」 ち、ち、ち、近!? バッ「ううん、なんでもないっ!」 蒼真にドキドキするようになってしまったのだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「ねぇねぇ、ちな!最近、幼馴染君とはどうなの?」 親友の真理子(まりこ)が私の席にかけよって来る。 「後藤くんかっこいいしさーすぐ誰かに取られちゃうよー」 「べつに蒼真の好きにすればいいんじゃない?」 「ウソつけー!ちなは後藤くんのこと大好きだね!私には分かる!」 「ええ?やっぱり好きなのかな…」 顔が熱くなるのが分かる。 「ほら、もうすぐ夏休みじゃん?これ、2人で行ったら?」 「花火大会?」 そういえば去年は受験勉強でバタバタしてて…あの時も蒼真は付きっきりで勉強を教えてくれたな。 私やっぱり蒼真のこと… 「ありがとう真理子!がんばる!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー その日の帰り道。 がんばるってどうやって誘えばいいのかな? 「あのさ。」 「え!何?」 「今度の花火大会一緒に行かないかなって思って。」 「へ!」 「誰かと約束とかした?」 「ううん。私も誘おうと思ってたから、びっくりして…」 「まじか!気ぃ合うな!」 クシャっと笑った笑顔もかっこいい。あー私大好きじゃん! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 花火大会当日。蒼真と一緒に屋台をまわる。遊んで、食べて、笑いあって、すごく楽しい。この時間がずっと続けばいいのに。そう思っても、楽しい時間はどんどん過ぎていった。 ヒュ~ドンッ 1発目の花火が打ち上がる。 「花火始まった!ねぇ!久しぶりにあの時の場所行こうよ。」 「おー!そうだな。」 あの時の場所とは、小さい頃に見つけた秘密の場所。ここからの花火が1番綺麗だ。 「花火そろそろクライマックスだな。」 「そうだね…やっぱりここが1番綺麗。」 「なぁ千夏。」 「ん?」 ヒュ~~ドーーーン ひときわ大きな花火が咲く。 花火の光に照らされた蒼真の顔は真っ赤だ。 「千夏は俺のことただの幼馴染としか思ってないかもしれない… でも俺千夏のことずっと好きだった。付き合ってほしい。」 蒼真が私のことを?心臓がうるさくなる。花火の音なんてもう聞こえない。 千夏は震えそうになった声で答えた。 「…はいっ!」 読んでくれてありがとうございました!面白いと思ってもらえたら嬉しいです。
みんなの答え
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すっご<いい!
キュン。ときた。 やばい。 すごい! またかいて<ださい!!!!!
いいですね!…でも
はじめまして、ねもです ♪ 年下から失礼しますσ(^_^;) ストーリーや、会話文などは私の好みだったのでいいなと思いました!しかし、少し急展開だったり風景描写が少しイマイチかな…と感じました。でも凄く私の好みな感じの小説なので気に入ってます!私もちょこちょこ小説を書いていますが恋愛系はあんまり書けないのでこういうのを見ると憧れちゃいます(*´ω`) 次の作品、待っています ♪
すこ
めっちゃいいです! 次も楽しみにしています
無題
花火大会で告白っていいですね。 今年は、なくなっちゃたけど… アイスさん長い小説も見てみたい((わがままいうな
幼なじみ良きっ!!
幸せになって欲しいカップルだ…描写が綺麗で、人物説明もちゃんと行ってて…面白かったです! 次作も楽しみにしています♪