花火とキスが重なって。
今日は彼氏の乃亜(のあ)とデートに来ている。 初めてということもあり緊張がいつもより漂う。 涼しげな顔をする彼に笑顔を向けた。 「初めてだねっ!」 「だな。花火すっげー楽しみ。」 花火、か。 私と会うのは楽しみじゃなかった…? ああっ!ダメだ、私。 勝手に被害妄想なんて情けない。 はあ。 吐息の混ざったため息が溢れる。 「どうした?具合でも悪い?」 顔を覗かれ慌てて笑顔になる。 「なんでもないよ?あ、花火見に行こ?」 こうやって毎回言い訳をしてごまかす。 私って性格悪いなぁ…。 「そう?ならいいけど…なんかあったら言えよ?」 暖かい彼の言葉に心が響く。 「うん、ありがと。」 乃亜、あなたと付き合って良かったって思ってる。 でも、私のこと本当に好きなんだろうか。 まだ付き合って1ヶ月。 カレカノっぽいことはしたことがない、もちろんキスも。 してみたいな…キス。 どんな感じなんだろう。 …って行けない! バカっ!私あたおか!(あたおか→頭がおかしい) そんなことを私が思っていると高台についていた。 「ここが予約したとこだけど大丈夫?」 そう言われて空を見上げると綺麗な星が視界に入り、つい声が漏れる。 「うわぁ…綺麗。」 「良かった~。」 にこっと微笑まれ頬が赤くなる。 「あ、あと5分で花火始まるって。」 あと5分か~楽しみだなぁ。 「由奈(ゆな)。願い事ある?」 願い事…? 乃亜とキスしたい、なんて言えない。 あまりにも恥ずかしすぎる。 言える勇気が私にはない。 「願い事…ないかな。」 「嘘つけ、顔に書いてあるけど?」 見事に図星をさされ体が反応してしまった。 「あはは、図星?で、何叶えてほしい?今日だけ特別になんでも叶えてあげる。」 なんでも…。 たまには甘えてみてもいいのかな。 「いいの?」 「もちろん。」 じゃあ、今日だけ甘えてみてもいいよね…。 「キスしたい。」 「キス?」 恥ずかしくて赤面を隠すように視線を外す。 返事が遅く、ダメなんだ、と自覚する。 その時だった。 「由奈。」 不意に呼ばれドキドキして見上げる。って、え? 唇に柔らかいものが触れたと同時に乃亜のドアップ。 そしてその横で「ドーン!」と大きい音が鳴った。 花火だ。 そして5秒ほどの私にとっては長いキスが終わった。 やっと唇が離れるとそこには恥ずかしそうに笑う乃亜の姿。 「乃亜っ…。」 「願い、叶った?」 「う、ん!」 嬉しい。 素直にそれしか思えなかった。 そして今、思った。 乃亜が彼氏で良かった、と。 「乃亜…乃亜が彼氏で良かったっ…!」 今までで一番の笑顔を向ける。 「俺も。由奈が彼女で良かった。」 嬉しくて思わず大粒の涙が溢れた。 「泣くなよ。な?」 「ごべんっ…。」 乃亜、大好きだよ。 口では恥ずかしくて言えないから心で呟く。 そう思いもう一度、乃亜に微笑んだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー こんにちは、もちゃです! 恋愛系書かせていただきました! キスシーンあり、どうでしたか?? 書くのがちょっと恥ずかしかったです>< 感想やアドバイスお願いします! 回答で「回答読んでますか?」という質問がありました。 喜んで読んでますよ( ´ ▽ ` ) 反響どうだったかな?みたいな感じで! 回答してくれる方、しっかり覚えてますよ! ファンとか応援してくれてるって思うとやる気が出ます! これからも応援してくれるともっと頑張れます( ^∀^) 最後まで読んでくれてありがとうございました! 長文ごめんなさい!
みんなの答え
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面白かった!!
凄いドキドキしました!!恋愛系、書くの苦手なんですよ…。文の構成?が、とっても好きです!!私もこんなの書いてみたい…。では! PS.のあ(推しの名前の一部)って名前で飛んできたのは、口が裂けても言えない…。