言霊の神様の仕事事情
みんな、「言霊」って知ってる? 知らない人の為に説明すると、言葉の中に宿る霊力のこと! そして私はその言霊を司る神なんだ!あ、本当だよ!?痛い奴~とか思わないでね!?本当だからね!? …気を取り直して。まぁ、人への褒め言葉とかの「善い」言葉ならいいんだけど、 人への悪口とかの「悪い」言葉だとその言葉の中に宿ってる霊力が暴走して、 その悪口を言われた人を階段から落としたりしちゃうから、その暴走してる霊力を浄化するのが私の役目! 長くなっちゃったけどまぁつまり、悪い言葉の中に入ってる霊力を浄化するのが、私の役目ってこと。 分かりやすいでしょ? 「あーもう…なんで人間ってこんなに悪い言葉を言うのかなぁ…ねぇ氷(ひょう)くん」 と、遠くにいる氷くんにインカムで愚痴る。あ、氷くんは私の部下だよ!氷に宿ってる付喪神なんだ! 「知らないですよ、というか俺は今言霊と戦ってるんですけど!」 すると氷くんはそう返してくる。 「えー、そんなこと言わないでよ冷たいなぁ」 「氷(こおり)ですから!」 そう言う声からは必死に戦っていることが分かる。…はぁ、こっちも頑張るか。 そう思い、氷くんとのインカムを切ろうとする。 カタッ。 後ろから、微かに何かが動いた音がした。この部屋には誰もいない、書院障子(窓)も開けていなかった。 他の神が来たときは声をかけられるし…じゃあ、もしかして_ そう思い、急いで振り返る。すると、予想通りそこには悪い言霊がいて、私の首を特殊な鎌で斬ろうとしていた。 「っ…!」 慌てて後ろに跳ぶ。普通の鎌なら神だから斬られても特に問題はないんだけど、 特殊な呪いがかけられた鎌だと人間と同じように、首や頭や心臓を斬られたら死ぬ。 ヤバいなぁ、どうしよう……仕方ない、氷くんに助けに来てもらおう。 「…今、どんな感じ?あと何体?」 「あと三体です!」 「…了解、できるだけ早く帰って来て。これは上司命令だよ」 「分かりました…?」 「ん、じゃあね」 私はそう言い、すぐインカムを切った。さて、どうにか氷くんが帰ってくるまで耐えますか! 「あ、ぐ…」 数分後。私は、その言霊にボロボロにやられていた。 手足は動かないし、全身が悲鳴を上げている。これ以上、戦ってはいけないと。 言霊はそれを察したのか、私の首を斬ろうとしている。 _ごめんね、氷くん。そう覚悟して、目をつぶったその時。 ザシュ。 その音とともに、一番会いたかった人の声が聞こえた。 「この人に、汚い手で触るな」 「…ひょう、くん?」 この声は、間違いなく氷くんだ。帰ってきて、くれたんだ。 「…当たり前じゃないですか。あんたは絶対死なせないって、決めてるんです」 その思いに答えるように氷くんが話す。 「だから、あんたをここまで傷つけたこいつが許せない。…地獄を見せてやる」 氷くんは、そう言って刀を構えた。 こんにちは、鶯です。 感想をもらえた時凄く嬉しくて、コメントで元気が出るってこういうことだったんだな、と思いました。 良かったらコメント、感想よろしくお願いします。では、また。
みんなの答え
※きびしいコメントを見たくない人は
「見ない」をおすと表示されなくなるよ!
おおおおおおお(大歓喜)
文章力が凄すぎて震えた。 本当に小学生なの???????? 氷くんに惚れちまったぜ☆