ずっと一緒だから、安心して
私の名前は浅田美奈(あさだみな)。今は塾。ここ、大橋塾(おおはしじゅく)は、ヒジョーに生徒が少なく、《生徒募集中!》と書かれたポスターが必ず張ってある。今日は、夏期講習最後の日。最終日くらい、明るくパーっと!そう、思ってた。外では、セミの声が泣き止まない。そんな中―たんたんたんたん―階段を上がってくる音。誰だろう?みやまっちも、きっちゃんもひっちゃんもにしやんも、いっくんやいけちゃんだって、みんな来てるのに…先生だって、スマホ中。そう思いながら、学校の宿題をし始めると―?隣にいた親友の由紀奈(ゆきな)が、「ちょっと、美奈!あれって、日向じゃない?」えっ!もう一度、よく見た。本当だ、日向だ。思わず手に持っていたミニ扇風機を落としそうになった。日向とは、2年前、3年生の時に大げんかして以来。きっとにらむと、日向は無視するかのように目をそらした。30代の俳優先生、小堀先生が、慌てて連れてきた野村先生に体験の子かと聞いて、そうだ、と知ると、野村先生に紹介を促した。「えっと、体験に来た小林日向さんです」日向は、ずんずんと私の机まで来て、「美奈!いい加減にしてよ!私を追ってくる気?そもそも、何でここにいるのよ!」私は言い返した。「何よ!そっちは体験でしょ?!私がいて気に食わないんだったら、そっちが体験来るなっていう話!」「はぁ?私に逆らうの?早く帰ってよ!」小堀先生が、「落ち着いて。授業するよ」もう無視無視。「体験は無料でしょ!そっちが帰れば?」野村先生はとっくに1階に行って6年生を教えている。小堀先生やみんなが、おどおどして私たちを見つめる。でも、気にしない。「そこまで言うの?もう本当の友達じゃないからいいけどね」「どーせ日向の友達は、自分の言う事を聞いてくれるような友達なんでしょうね!」「はぁ!?あんたバカ?」そう言った時、私の顔を、日向は思いっきりたたいた。「っつ…何するの!」「嫌なら出て行けっていう話!」「わかった!出ていく!」私はそういうと、荷物をカバンに詰め込んで、ミニ扇風機と家の鍵を手に、水筒を肩から下げて急な階段を一気に降りた。私は、6年生の授業中だってことも構わずに教室を出た。目の前は学校。でも、気にしない。走った。そのころ塾では―いっくんが、「おい!小林!調子乗んなよ!早く出ていけ!」いけちゃんだって、「そーだよ!この野郎!」日向は、「あんたたち誰なの?そもそも美奈が悪いんだよ!」その時。小堀先生が無言で、外に出て行った。―私は、走れるだけ走った。その時。「浅田さーん!」えっ!後ろを振り返ると、小堀先生が…?「浅田さん、何でこんなとこまで…小林さんと何があったの?」私は、日向とのことを一部始終話した。話し終えると、涙が出てきた。止まらない。なんで…?先生は、「つらかったね、話してくれてありがとう」といって、頭をなでてくれた。塾を抜け出して、私は何をしているのだろう。いままで、由紀奈と由佳(ゆうか)と璃子(りこ)にしか言ってなかった事実。全部言って、なぜかすっきりした。「塾に戻ろう。野村先生に言って、今日は社会と国語だけにしてもらうよ。ずっと一緒だから、安心して」私は、不思議と涙が止まっていた。先生と一緒に塾に戻ると、みんなが心配してくれた。日向は相変わらずだったけど、先生が一緒だと思うと安心できた。もう、日向なんか怖くない。先生、ありがとう。 サヌーピーです!どうだったでしょうか?たくさんアドバイスとか感想、待ってます!最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
みんなの答え
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わー
感動しかないです!日向、こっわ!ってかひど!サヌーピーさん、これからもファイトです!
ひょえー
やっば!つい、私も自分と重ねて妄想してしまいました…wwなんか、先生の優しさと美奈の心強さが…いいですね!