短編小説みんなの答え:0

笑う僕となく君

此処は、何処だろう。 ぼんやりとした寝起きのような感覚だ。 一面真っ青で心地よい暖かさ。 「ねえ。」 背後から泣き声に近いような声が聞こえた。 「君は笑う。私は泣くの。  君の代わりに私が泣くから  君はずっと、笑っていて?」 彼女は泣きながらそういった。 唐突すぎて訳がわからない。 でも何故か、彼女を救いたいと思った。 『君は、誰だ?』 「誰だっていいじゃない。  一生笑ってられるのよ?  私のおかげで。  うれしい、でしょ?」 彼女は潤んだ目で、僕を見上げた。 なかなかきれいな顔をしているので、思わずたじろぐ。 『君は、笑わないの?』 「君のためなら笑わないでいられる。」 なんでそこまで。 「嬉しいよね。でしょ?  ねぇ、そろそろ思い出してくれた?」 彼女は再び涙を流した。 思い出してくれたと言われても。 僕は君を知らな、、、いや、知ってる。 誰だ? 「す・き・だ・よ」 そう言って彼女はサラサラと崩れだして消えた。 ああ、思い出した。 あの子は僕の彼女だ。 僕は、車に轢かれて死んだんだ。 彼女を守るために。 彼女は僕に尽くしてくれた。 僕が幸せでいるために。 彼女は僕の知らないところで泣いていたのかもしれない。 なら ざあっと一際大きく風が吹いた。 『僕が、君を笑わせる。』 作者のゆみぃです。 改善点とかありましたらよろしくお願いします。

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