神が与えた博打
世の中は腐っている。狂っている。それは誰がみても一目瞭然のことだろう。だが気づかない。それは腐った世界に生まれ落ちた故か、見て見ぬふりをしているのか。まぁ、そんな腐った世界でも人々は幸せに生きようともがいている。つくづく思う何故神はこんなにも不平等すぎる博打のような人生をつくったのかと。下にいるものは這い上がることができない、だからどうか上にいるものを堕としてくれ。だけど、そんなことを神は許してくれなかった。だから…俺は…賭すことをやめる。 曇りの汚い空。まるでこの世界を映しているかのようだ。吹き荒れる風が俺の無造作な髪をさらに乱していく。俺は……とあるビルの屋上にいる。ここで俺の人生を終わらせてやる。落下防止の手すりに手足をかける。これで……。 「何をしているの?」 後ろから女の子の声が聞こえた。 「別に何も。」 「飛び降りようとしているんじゃないの?」 「そうだけど意味なんてないから。生きることに意味はない。だから俺は意味がない。死ぬことにも。」 「じゃあ、なんで死ぬの?意味がないのでしょう?」 「……。」 「逃げるの?自分と向き合わずに。諦めるの?」 「俺はっ、逃げるんじゃ…。」 「どんなに辛くてもね…、生きるしかないの。この世界に生まれたならば。」 「黙れっ、お前に何が分かる!」 「辛かったんだよね?だけど……、生きて、生きて、生きて、生きなきゃ!あなたにあるのは弱さ。すべてを世界のせいにして逃げているだけ!弱さを受け入れて……生きて。」 何故かは分からない。すごく……優しい声。透き通っていて泣きたくなるような、それでおいてどこか悲し気……。涙が…溢れてきた。涙をぬぐう。 「ありがとう。君のおかげで気づけた。俺も世界と同等腐っていたんだね。」 あれ…?次に目を開けた時にはその女の子はいなかった。そういえば…見覚えがある。俺が小学校のころ…いじめられていた女の子。そうだ、俺はあのときも逃げたんだ。見て見ぬふりをした。友達だったのに。怖かったから。それを全て周りのせいにした。 「…死んじゃったんだよね。あの子…。自殺して…。俺が殺したようなものだ。」 俺は…生きる。明日死ぬかもしれない…けど、生きる。それは罪滅ぼしでもなんでもない。これは…俺の選択だ。
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綺麗な文ですね
綺麗な文だと思います。もうちょっと女の子に関する描写(姿とか)あるといいと思います。 小説書きからの基本的なアドバイスです。 「」の最後に「。」は必要ないと思います。 例 「空が綺麗だ。その青空のもとで彼女は歌った」 「…」ではなく「……」です。 例 「どうして君はいなくなってしまったんだ……」 「!」「?」など後はスペースを開けましょう。 例 「こんにちは! よろしくお願いします」 「君はタロウって言うの? よろしくね」 以上です。