穴
「幸せに、なれるかな。」 二人でくずれなきながら言った言葉。 すべて覚えている。 君と僕は同じ人じゃないから。 忘れ去られた記憶も、すべて思い出せるわけじゃない。 世界の矛盾もすべて認めなければいけないと、そういった君の瞳の奥は、幼かった。 僕らは無力だから。 誰も気づかない世界の穴を埋められない。 吸い込まれるような濃紺の穴は、今では世界のすべてを奪ってしまった。 幼かった僕らはあの日、世界の穴を知らなかった。 あの日、穴を見つけた時の僕が今の僕だったら、今はこんなことにはならなかっただろうか。 今更だが。 まあ、もう認めざるを得ない時が来た。 あの時の涙の味も、 これでもう、サヨナラだ。 増幅した穴に、 姿を消した。
みんなの答え
辛口の答え
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すごー!
あーやです^^* なんだかすごく不思議な雰囲気で、吸い込まれそうだった! 語彙力があって羨ましいなぁ 次の作品も楽しみにしてるね!(*^^*)
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