【短編小説】向こうへ
その先にあるものって何? もう疲れた。 これが最近の私の口癖。 全く充実していない人生。 【目標】とか無い。 だから、何の為に頑張っているのかが分からない今日この頃。 何でも適当にやってたら怒られずに済む。 面倒っていうのが本音だけどね。 今、私が何かを頑張ったからってレベルアップする訳じゃない。 刺激になるような物事は無いし、これからに繋がるような物事も無い。 やりがいとか見つけられないのに、この職場を辞める事はできない。 なぜかって? 給料が高いから。 お金があったら、正直何でもできる。 愛に勝るものは無い!って言う人いるけど、愛より金だから。 「佐々木くん。仕事は進んでるかい?」 肩に手を置く部長。良い人。この人も辞められない理由の中に入ってるかもしれない。 「まあまあです。」 「そうか。君は時折、つまらなさそうに仕事を進めるよね。」 部長の言葉に顔が強張ったのが自分でも分かる。 「佐々木くんは、すごい人だよ。 この仕事にはやりがいを感じられていないみたいだが、 やるべき事はキチンと成し遂げる。 教育係を任されても嫌な顔せず、後輩に丁寧に教える。 君は、すごく後輩から慕われているよ。」 「…そんな事無いです。」 頼まれたからやってるだけです。なんて言えない。 「君の頑張りを見ていない訳では無いよ、僕らもね。」 「え?」 「先日、課長が退職されただろう? その後任に当てはまる良い人はいないかと探していたんだ。 目に留まったのは、佐々木くん、君なんだよ。」 「っ!」 部長が優しそうに微笑む。 「君に課長を任せたい。」 この言葉で一瞬、つまらなくないかもって思う自分がいた。 「佐々木課長!明日に予定されている会議の件なんですが…。」 「佐々木課長。お客様がお呼びです。」 「佐々木課長、いつもお疲れ様です。コーヒー、入れてきました。」 部長から声をかけてもらって早数年。 今ではこの仕事を楽しいと思えるようになった。 すごく恵まれた環境だから。 優しい先輩に可愛い後輩。 もうちょっと、つまらない人生も楽しんでみようかなって思ったよ。 作者のブルーです。 感想・アドバイスをお願いします。
みんなの答え
※きびしいコメントを見たくない人は
「見ない」をおすと表示されなくなるよ!
無題
なかなかやるじゃん。あんたを超えてみせるよ。
追記 アドバイス
<良いところ> ・部長との会話のシーンが凄く心に染みた ・想像しやすい ・ありがちな話だけど なんていうんだろう。。書き方が凄く上手い! <アドバイス> ・最初の 病んでる所を詳しく書くと起承転結が上手く結びつくかも もう少し背景を書いてみたらどうでしょう。個人的にそう思いました。 この話の最大のクライマックスって部長のあの言葉のシーンだから そこを細かく書くと良いですね。 例 『君に課長に任せたい』 この言葉を聞いた瞬間 僕の胸は何かで撃ち抜かれた。 とかどうでしょう。 さよなら
凄い
さっすがブルーさん。 回答はしないときもあるけど、必ず投稿したお話読ませてもらってます。。 今回の話もブルーさんぽくてよかったです。 僕もよく小説を書いています。 ライバル、いや 確実に腕をあげたのはブルーさんですね。 僕はあるネットサイトに自信の小説を投稿しました! 評価は色々だけど 確実にブルーさんの小説は100点もらえます! 同じ小説家として頑張りましょう。
凄い!
私も主人公と同じような気持ちになることがあります。 でも、このお話の主人公みたいにつまらなくても楽しんでみようって思えました!私も11歳で、お話を書くんですけど、ここまで上手くかけないです...凄いなぁ...
凄い!
私も主人公と同じような気持ちになることがあります。 でも、このお話の主人公みたいにつまらなくても楽しんでみようって思えました!私も11歳で、お話を書くんですけど、ここまで上手くかけないです...凄いなぁ...
ブルーさぁぁぁぁん!!!!!
やっぱ凄いですね!ブルーさん! 私より年下なんて信じられません!(良い意味で) これからも頑張ってください!
感想
課長さん、すごく優しい人ですね!主人公に楽しい場所ができて良かったです(*^▽^*)