[短編小説]正夢 (少しホラーかもしれない)
「奈由香!待って!危ない!」 ギギーッ ーーーーーーーーーーーーーーーー ハッ! 夢か… 今日は奈由香と遊ぶ日。 遊ぶ当日に嫌な夢を見たなぁ… ーーーーーーーーーーーーーーーー 「お待たせ~奈由香早いね」 「楽しみだったんだもーん!」 「!」 夢の中と同じ服装…! 正夢!? ま、まぁこの服 奈由香が着てるとこ何回も見たの…かな。 「あ、この服? 新しい服なんだよー 可愛いよねー」 新しい… なんで夢に出てきたんだろう。 「奈由香… 私正夢見たかもしれない。」 奈由香なら、信じてくれる。 「え、どんな夢?」 「もしかしたら正夢じゃないかもしれないけど… 奈由香が同じ服を着て… 遊んでたときに 信号が赤の時に渡ってしまって車が突っ込むっていう…」 「えー! まあ気をつければ…ね。 どうしよう、帰る?」 「帰ろう。」 「仕方ないね。でもさ~帰りくらい楽しもうよ!」 そう言って、奈由香は横断歩道を渡り始める… 信号は……… 赤。 ギギーッ! 「奈由香!待って!危ない!」 そう叫んだ時には遅かった。 ーーーーーーーーーーーーーーー この話を聞けば、本当に私が正夢を見たと思うでしょう? 違うの。 全て私が仕組んだこと。 横断歩道を渡る時、最初からわかっていた。 信号が赤だったこと。 私が奈由香を押して先に渡らせた。 だって、最近奈由香が私から離れていって ずっと他の子といたような気がしたんだもん。 それが嫌だった。 仕方ないでしょ? まあ、これで私から本当に離れてしまったけどね。